第6話寄り道2

今の俺の気分は、とても清々しい。何故なら、テストと言う足枷が外れて、晴れて今日から自由の身だからだ。

(何よニヤニヤして)


(嫌だな由衣さん)


(テストですよテスト)


(そうゆう事ね)


(今回は由衣に教わったから、結構、自身あるんだな)


(そ)

由衣はそっけ無く、答えて来た。

(あっそうだ 、由衣少しだけ付き合って)


(何よいきなり)


(いや〜漫画の発売日今日何すよ)


(あー そうゆう事)


(漫画ばっかり見てないで、勉強したら)


(由衣さん辛らつ)


(あら ごめんなさ)


(私も欲しい本があったから、ちょうど良かったわ)


そんな会話をしていると、駅の中の商業施設の入口に付いた。

そこからしばらく歩くと、目的の本屋に付いた。

(やっと漫画買える、ぜー)


(あんまり、はしゃがないで)


(さっさと中入りましょ)

そう言うと、由衣はのコーナーに、俺は、漫画のコーナーにそれぞれ別れた。

10 分くらいで、俺は欲しい物を買ってきて入口で由衣を待った。

それからさらに、10分くらいで由衣が来た。

(お待たせ)


(全然)


(行くか)


(ええ)

歩き始めてしばらくすると、CDショップがあり、そこにはアイドルのラブパレットの特設コーナーがあった。そう言えば、新曲を出して来なって居たのので、ちょうど良かった。


(なぁ由衣)


(どうしたの)


(あそこ少し見てきて良いか)


(良いいけどあんた、アイドル好きだっけ?)


(そうなんだよ実はさ ラブパレット好きで、特に一宮 空が好きだったんだよ)


(宮ちいの歌とか、ダンスとか、ザアイドルてかんじがしてさー)


(そうなのね)

由衣は何か、気持ち悪い物を見るような顔で答えて来た。 やはり女子の前でアイドルの話しを、熱く語るのは気持ち悪いのかもしれない。

由衣の視線が痛いが、特設コーナーから、欲しかった新曲のCDを手に取り、レジで会計を済ませて、由衣が待っている店の入口に向かった。

(お待たせしました)


(大丈夫よ アイドルオタクさん笑)


(何だよからかうなよ)

(あらごめんなさい あんなに熱く、語るんだもん)

(本当にごめんなさいね、オタクさん)

由衣は何時もの女王様状態だ、何だか何時もの調子だと、悔しので少しからかう事にした。

(そうか そうだよな俺見たいな、オタクはキモいからいしょに居ない方が、いいよな)


(そんなこと)


(どうした由衣)


(そんなことない)


(冗談だから ごめん)


(ハハハ)


(え?)


(冗談だよ)


(いやーまさか由衣がこんな顔するとは)


(本当に嫌われたかと思ったのよ)


(そんな理由無いだろ 何年の付き合いだよ)


(だって)


(あーあ俺は腹が空いた)


(ラーメン食べ行くぞ)


(俺の奢りな)


(大盛り味玉トッピング)


(分かったよ)

と言っいた、途端に由衣は笑顔になった。まぁ、このくらいじゃ無いと女王様らしくない。それに由衣が謝るなんて、レアケースをラーメン大盛り味玉トッピングで見られた、と思えば安いもんだ。


(真二早く)


(ホイー)

そうして、俺たちはラーメン屋に行って、俺は、餃子まで奢らせられたとさ。































































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