第3話  送り火

 俺はすぐに健康診断を受けた。

 疲労による不整脈が出ているとのことで、しばらく経過観察と休養を余儀なくされた。


 そして彼岸


「待ってよ。病み上がりなんでしょ」


「全快だ」


 パートナーと一緒に伊吹山のあいつのとこへ走る。


「ここ?」


「ああ、あいつと俺が倒れたところ」


「ここお祓いしてもらった方が良いんじゃない」


「こんなとこまで来てくれる神職いないだろ。それにそんな必要ない。

 俺が追った光はきっとあいつで、俺の体調を教えてくれたんだと思う。

 自分のようになるぞって」


「そっか。

 レンを助けてくれてありがとうございます」


 花を手向け手を合わせた。


「ありがとう。

 ジュン」

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オールナイト トレイルラン(All night trail run) 鬼火編 最時 @ryggdrasil

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