GEAR4 チューンアップ

安永「よくこれで走ってこれたな…」


ボンネットを開けてマジマジと見てみる…

ホコリまみれになったエンジンルーム、傷だらけのボディ、錆まみれのパーツ

安永「とりあえずパーツ交換と洗車しなきゃな…チューニングはその後だ」

─1週間後─

安永「よし…!」


SR20エンジンを2.2L化しT88タービンを装着し700馬力、エアロパーツも新調し足回りもかなり手を入れた、ボロボロだった車が今や新車のようにピカピカだ


ガチャ


高橋「店長〜!あの車出来上がってますか?」

安永「お、来たか…もちろん出来上がってるぞ!」


その車はまるで別の車のようだった

もしかしたらこれが本来の姿なのかもしれない

そう思えるほどに見違えた姿だった


安永「どうだ、かなりいい仕上がりだろう、ほら早速乗ってみろ!」


乗り込んでエンジンをかけてみる

ブォォオオオ

低音のサウンドがあたりに響き渡る

今までより格段にパワーが上がってるような音だった


安永「それじゃいってこい!」


ブォォオオオオオ

シートに押し付けられるような加速力

しっかり応答してくれるハンドル

確実にパワーを伝えてくれる足回り

何もかもが未知の体験だった


高橋「やばい、速すぎる…!」


アクセルを踏み切れない…

踏んだら何かやばい予感がした


高橋「よし遅いしもう帰るか…」


─次の日の放課後─

こう「これがあのワンビア!?見違えたなぁ!」

高橋「よっし!どっか行くか?」


こうは少し考えてから何か良からぬことを考えたかのように笑った


こう「今日は峠に行こうぜ!!」

高橋「と、峠〜!?」

こう「ダイジョブ!ダイジョブ!なんとかなるって!!」

高橋「たく、しゃーねーな…」


─峠(上)─

高橋「なかなか峠でドライブも悪くないな」


そう言ってもこうから反応がない

見てみると1つの車に指をさしていた


こう「お、おい…あの32R、なんかヤバそうだぜ…」


こういい終わった瞬間ドアが開いた


白井「あ、誰かと思ったら君たちか〜!」

高橋「あ!白井さん!」

白井「何で峠に?いつもは首都高じゃなかった?」

こう「車の性能だめしですよ!」

白井「そうか…じゃあ俺とバトルしよう!」

高橋、こう「え…?」


会って数分で何故かバトルする展開になってしまった…

峠の走り方もよくわからないのに…

なんとかDでしか見たことないよ…


白井「よし!用意はいい?じゃあこうくんカウントよろしく!」

高橋「よし…!」


何とか気合と根性と魂で乗り切るしか無い…


こう「カウント行くぞー!5、4、3、2、1、GO!」


次回

─峠のセンス─


ミニ解説コーナー

ワンビアとは180のフロントをシルビアに取り付けたいわゆる改造車!180とシルビアは兄弟車でパーツが結構同じだから取り付けも簡単!


SR20エンジンはシルビアについてるエンジン!

作中では2000ccから2200ccまでボアアップしてタービンをT88(でっけぇターボ)にしてある!

純正の220馬力から700馬力にまで上がってるぞ!

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2.6TURBO みなづき @E-BNR32

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