GEAR2 黒い幻影

早速お金を払って高速に乗り込む


こう「おいおい!ぶつかるって!!」

高橋「黙ってろ!運転に集中できねぇよ!」

こう「こんなんじゃ命がもたねぇよ…」


やっと開けたところに出られたと思った束の間…


ブォォォォォォォオオオオン


こう「んだ!?この爆音!?」

高橋「何か後ろからヤバそうなの来る!!」


湿った低音の排気音が夕日に照らされた高速道路を突き抜ける


こう「R32だ!!早く追え!!!」

高橋「急にそんなこと言われても…」

こう「お前も走り屋だろ!早く行け!」

高橋「走り屋!?俺はそんなのになった覚えh」

こう「そんなのは後だ!早く早く!」

高橋「わかったよ!追えばいいんだろ!!」


思っきりアクセルを踏んでみる


ブォォォオオオオン


高橋「加速力…ヤバ…!」

こう「んだ!?この加速!?」


???「後から来る…さっきのワンビアか…」


こう「おっしゃ〜!追いついた!」

高橋「うぉ!カーブが!!」


ギャァァァアア


高橋「うぉお!滑ってく!!」

こう「グリップ力に対してパワーがありすぎる…」


???「車はいいが…実力はそんなもんか…」


ブォオオオオ


カーブを抜けた瞬間にR32が一気に加速する


こう「やば…どんどん離されてく…」

高橋「クソ…追いつけねぇ…」


こちらも負けじとアクセルを踏むが追いつけない

速さの次元が違いすぎる…


???「そろそろか…」


急にR32が減速しウィンカーを出した

そろそろ降りるようだ…


こう「おい!あいつ降りるみたいだぞ!ついてこーぜ!」

高橋「やだよ…ヤンキーとか乗ってたら怖いし…でも面白そうだからついてくか…」

こう「そう来なくっちゃな!」


高速を降りてちょっと走った先にあったのは

中古車屋?見たいなところだった


こう「あいつ止まったぞ…俺らも…」

高橋「あぁ…ここに止めてついて行こう…」


恐る恐る近づいてみる…


???「おい、お前ら誰なんだ?」

こう「ぎゃあああ!!!」

高橋「ヤバ!!」


やばい見つかったと思ったが…


???「あぁ…驚かせてすまない…俺はこの店のメカニックの本田だ、そして君たちは?」

高橋「お、俺は高橋です…何か速かったから気になって…」

こう「そうそう…!めっちゃ速いR32だったから…」

本田「これはお客さんの車だよ、チューニングの最終チェックをしててね、それにしてもそのワンビア…」

高橋「あぁこれは父の形見で、」

本田「かなり速いワンビアだ…こんなにチューンしてあるのはそう無いよ、」


どうやらこのワンビアは速い車らしい

まぁ普通の車とは違うと思っていたが…


???「おい本田〜何してんだ〜?」

???「あれ?その子たちは?」


次回─謎のGARAGE─



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