受信帯域
純文学系の自主企画に参加するのには若干の抵抗感を覚えるわけですが、ひとなみに読まれたい欲求もあり、代表作『血の鎖』と先般脱稿した『エステファニア・ヴィラロボス』をエントリーさせてしまいました。
正直、二作ともそこそこライトなノリでもあるので、自ら「純文学でござい」とレッテルを貼っちゃうのはいかがなものかとも思われる次第でして、ちょびっと悩ましいです。
一般論として、そもそも純文学なんてカテゴライズ、いる? という思いがあるわけです。しかつめらしい柵で囲っているけれども、読んでる側からすれば広義のエンタメです。
もちろんそこには、美学か詩学か知りませんけれどもね、学術的というか分析的というか、そういったナニカ研究めいたとりくみの対象たりうる奥行きと広がりを持っているのはたしかなことなんですが、それでもエンドユーザーは学識なき一般人としてただ純粋に楽しく読んでいるだけでしょう。
〈楽しい〉は人それぞれってことですね。
映画にたとえますれば、タルコフスキーやアブラゼの作品とルーカスやスピルバーグの作品をまったく同一の価値観で楽しむのかというと、そこはやっぱりちょっとちゃいまんなってところなんでしょうけれど、でも、私はどっちもめっちゃ楽しめます。要するに〈楽しい〉の周波数をどの帯域まで受信できるか、みたいな?(ちがうか……)
あの、ちょっともう時間ないので根拠もなくスパッと書いちゃいますが、娯楽性と芸術性は和解可能である、と私は思っております。むしろ親和性アリと断言できますね。私はそういう境界にある作品が好きかもしれません。
ではまたっ……!(走り去る彼方)→走りながら胸に去来するあれこれ→(なんか食べものにたとえたかったかも)(今日もまた頭の悪いことを書いてしまった)(〈楽しい〉を細分化せずにあれこれ書いたのは強引で幼稚でしたね)(べつに消さんけど)(すみませんすみません)
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