銀色の彼女
彼女の髪は恋をすると銀色に輝く。
普段は黒だが愛しい人の肌に触れると月の光のように青白く変化するのだ。
その限られた煌めき欲しさに男は少女へ手を伸ばす。
彼と自分の愛の対象は違うと知りながら彼女は今日も求められるままに素肌を許す。
儚い想いを貪られ息も絶え絶えにやがて少女は眠りについた。
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