第38話三条春香の悟奪回計画

私、三条春香は、実に気に入らない。

マジに、真田洋子だ。(愛は、幼馴染みだけ、論外とした)

私より少し胸が大きいからと言って(BカップとEカップです)(少しではない?私は発展途上なの、これからもあるから)(・・・それはともかく)

コンサートで2人デートとは抜け駆けも過ぎる。

(愛も1年生の大塚ひかりちゃんと行くらしいから、監視役をさせる)


だから、対抗上、私も悟奪回(独占)計画を立てた。

具体的に言うと、場所は私の家です。

(アヤシイ?いや・・・それはナリユキで)

何しろ、防音室があって、ピアノもあるんです。


で・・・これが重要なポイント!

両親が不在の日に、悟を防音室に招き入れること。

(まず、最初は、明日の土曜日)


音楽部の練習は休みで、愛ちゃんはテニス部独特の長時間練習。

さて、そんな計画を立て、悟を誘いました。(ラインで)

「土曜日に、練習に付き合って」


悟は、スンナリOK。

「うん、2時間なら」(意味不明・・・)

「世界史を勉強しようかなと」(それか・・・試験対策ね)

「じゃあ、世界史も一緒に」(粘りの三条春香を発揮した)

「いいよ、部室で?」(まさか・・・2人だけになるの!)

「私の家の防音室、ピアノもあるよ」

(ここで、一気攻め、スペシウム光線発射だ!)

「はい、了解、ケーキ買って持って行くよ」

(このスンナリさは甘い蜜だ!悟は実は、ケーキ好き)


「他の子は誘うの?」

(悟!余計なことは聞かないの!)(乙女心を理解してよ)

「いや・・・2人だけ」(噛んだ・・・顏赤いかも)


「緊張するかな・・・でも、いいや」

(私に緊張?気があるのかな、うれしい)

「午後に来て欲しいの」(迎える準備もあるよ、彼氏様)

「うん、了解!2時頃」

(悟は、さわやか笑顔だ!私限定にして欲しい)


ハートマークを洪水、途中キスマークを数か所いれて、ラインは終了。


「はぁ・・・ドキドキする・・・」

「防音室で、悟と二人きりか・・・」

「あくまでも、品よくだ」

「春香みたいな肉体派でないから」

「でも、手はつないでも、いいよね」

「愛も、つないでいたし、最近まで」


三条春香は、モヤモヤして、眠れぬ夜を過ごすことになった。

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