第19話僕(悟)は、母香織に叱られた。
僕(若宮悟)珠美ママにドーナツを届けて、家に帰りました。(夜、7時頃)(すごく喜んでくれて、幸せ気分)
(え?愛?よくわかりません、いたのかな、出て来なかった)
(最近、完全に太り気味なので、ドーナツは厳禁だよ)
そうしたら、鬼母香織が、怖い顔です。
(鬼母はダイエット中、ドーナツはありません)
「悟!そこに座りなさい!」
(でも、あれ?愛が文句でも言ったのかな)
(パンケーキの匂いがする)
(愛の文句とパンケーキは長らくのセットなんです(笑))
(それにしてもなあ・・・糖質オフでしょ?何でパンケーキ焼くのかな)
鬼母香織は、じっと見つめて来ました。
(糖質オフを破りながら!)
「愛ちゃん、一人でショボンと帰って来たの」
僕は言い返しました。
「そういうことにしたよ、もう、お互い高2だから」
鬼母香織は、まだ怖い顔。(怒るとなかなか機嫌直さない人)
「それで、愛ちゃんをほったらかしにして、女の子2人と仲良くデートって何?」
僕は、ムッとしました。(愛が泣きついた?何で?意味不明)
(しかたないから、そのまま説明です)
「愛はお隣さんでしょ?恋人でもなんでもない」
「二人とも音楽部だよ、恋人なんかでは全くないよ」
「洋子はホルン、マウスピースが唇に合っていなくて、低音が鳴りにくくて、和音が崩れていた」
「春香は、ヴァイオリン、弾き方に無理があるから、弦を切りやすくて、弦の補充だよ」
「とにかくコンサート成功させたいんだ、部長として、指揮者として」
鬼母香織は、はぁ・・・とため息。
(何で?わからんなあ・・・)
「悟って、マジに無神経男だ・・・女の子の気持ちってわからないの?」
もう・・・面倒なので、答えなかった。(鬼母も、よく堂々巡りになるので)
(僕は男で、女の子でないから、その気持ちって言われても、わからない)
(僕には、恋人の余裕はない、音楽部をまとめて、向上させるのに必死だから)
夕食(ドライカレーだった、美味しかった、玉子が乗った大阪風)を食べて、お風呂にゆっくり入って、しっかりシャンプー。
時計を見ると、夜8時半。
星を見るかなあと(夜空の星がきれいなので)、カーテンを開けました。
すると、真正面の愛の部屋のカーテンが開きました。
(愛・・・泣き顔だ)
窓を開けて「おい!食べ過ぎて、おなか痛いの?」
愛も窓を開けました。(パジャマ姿・・・あれ?新しいのかな)
「うるさい!アホバカ悟!今から行く!覚悟して!」
(今から?楽譜読もうと思ったのに・・・)
(でも、そう言う無理やりが愛らしい)
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