第8話僕(悟)と愛は、高校2年でも、同じクラス 昼のテニス対決が始まる
僕(悟)と愛は、高校2年でも、同じクラスなんです。(うれしいとか何とかは・・・ないなあ・・・クラスは自分では選べないから)
でも、席は離れています。(僕が後ろの方の席:居眠りしやすい席)(愛は真ん中くらい)
さて、クマゴロウと一旦離れて教室に入ると、さっそくクラスのみんなに囲まれました。
「おい!悟、大丈夫か?」
「クマゴロウとテニス勝負?マジ?」
「怪我しないでよ、コンマスなんだから」
(これは音楽部の斉藤茜:フルート)
「テニスもできるの?」
「ラケット持っているの?」
いろいろ聞いて来るので答えようとしたら、「お隣の愛」が、割り込んで来た。
(ついでだから、返事もまかせよう、愛はコメント上手だ)
「悟とは、実はテニス仲間なの」(中学生までだけど)
「短い時間なら、悟は私より強いの、でもすぐにバテて、私が勝つの」(褒めてるのかコケにしているのか・・・こいつ・・・)
「怪我ねえ・・・大丈夫逃げ足早い、特に私から」
(もう、横を向くぞ!愛!)
「ラケットは私のを貸してあげるからいいの」
(そもそも、俺の母さんが入学祝でプレゼントしたものだし・・・)
・・・・・
昼休みになった。
僕はクマゴロウ征伐のため、テニスコートに到着した。
(クラスのみんなも、隣のクラスからも、ほとんど来ていた)
(結局、全校、かなり来ていた)
(大観衆はコンサートで慣れている、気合も入る)
クマゴロウは、先に来ていた。
「おい!悟!さっきは恥をかかせてくれたな!」
(荒げた声で、聞くのも嫌)(むさ苦しい体育会系と弱々しい文科系対決で、踏み倒そう、そんな典型的な意思表示だね)
だから、条件を出したくなった。
「1ゲームマッチでいいですよね」
(クマゴロウは拒否できない、負けるはずがないと思って言う)
クマゴロウ「おい!当たり前だ、このヘナチョコ男!」
(だからヘナチョコは余計だって!)
「先輩のサービスからでいいですよ」(ますます、クマゴロウがカッカするシチュエーションにしてあげた)
予想通り、クマゴロウは、感情に走り真っ赤な顏になっている。
(それにしても、半袖、短パン、腕も脚も、吐きたくなるほどの毛むくじゃら)
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