第12話 全面戦争

ガゼル率いる魔物軍(神獣たちの同種族)。これはガゼルが作り出した『空島』にて生活している。だが、その下の国の国王達が文句を言ってくるときがある。だが大体やり過ごしている、が。今、「ギルズ王国」と「バリス王国」が手を組みガゼルの魔物たちを『討伐対象』として全面戦争を迎えようとしていた…


「恐らくもう数日で『同盟国』が来るだろう。そこで九尾のルージュの種族

化ける人狐トランスフォーミーフォックスを俺の新しい魔石。『合成』で強化しようと思うんだ。お前の『民』だがいいか?」


「全滅するよりはいいでしょう。お願いします。」




空島へ~


「と言うことでレベル。魔力。全てが倍になるがランダムでどちらかの自我しか残らない。能力なんだがお前らの人口は5億人だったよな?」


「はい、正確には521479693人です。」


「それ覚えてるの凄いな、で。2億人を合成したいんだが…」


「まぁいいでしょう。ルージュ様が許可を下したようですしね。」


「じゃあ早速。『合成シンセシス』」


こうして、「12の妖術狐キルフォックスズ」が誕生した。


「お前たち龍に頼みたいことがあるんだが…」


「なんでしょう?」


「人型になってくれ」


「それ前の主人様にも言われました。」


「なんかさ、見栄え。ね?」


そしてガゼルは『幹部』部隊を作り「人型の龍達ドラゴンバースト」を作り上げた。


そして戦争当日…


「相手は『龍王 ガゼル』だ。しかも世界に20人しかいないAランク。油断するなよ!」


『はいッ』


「まず、第一部隊。10人で偵察。何か見つけたら通信の『魔道具』で連絡しろ。」


「了解」


「よし、油断するなよ!幹部と遭遇したらまず『魔力制限』をかけてすぐに決めろ!常に油断せずに警戒するように。」


「では!出発します‼」


「できれば幹部を一人殺してこい、後々楽になるからな。」


10分後…


「まだ連絡がないとは…遅い!後で殴らないとな。ん?やっと掛けてきたか。」


『ザ…こちら偵察……幹部が集まって…………ベチャ、……私は森龍カンヘル、なぜこんなに雑音が入っていないかって?それは魔力でこの魔道具から出る魔力を私の魔力で包み込んでるからですよ。十人。殺しました。死体を上に投げますね。さようなら…………』


「次元が…違いすぎる…」


「お前ら!こんなの絶対にハッタリだ。あいつらは我軍で最も強いものどもだ。命からがら魔道具を奪ったんだろ…」


『ベチャ』


死体が落ちてきた…


「間違えない、あいつらだ…え?ほんとに投げた?Bランクだぞ?全員。それに幹部だからって一人だけで…」



そのころガゼルの本陣では…


「あいつらは大体Bランクくらいの強さでした…いやぁ、人間の体とはこんなに戦いやすいのですね、」


「ふっ、俺はお前に驚いたよ。さすがにな、まぁ強いのは分かってたけど。」


「ご本人も戦いたいのでは?」


「確かにな、さぁ。戦争地獄の…始まりだ‼」

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