第9話 人類…の9割の滅亡

「お前ら、気ィ抜くんじゃねぇぞ。トカゲどもぉ~」                                                         


「あ、はい。はい」


「大体カッコつけてるからカッコいいのにカッコ悪くなるんだよなー」


「あ?魔石の事をわ」


「何十回言ってるんだよ、耳にタコが出来そうだわ」

彼らは多少おふざけで戦場に向かっていた。戦場と言う物を知らずに…


「ご主人様、アンタはグロいの大丈夫か?」


「なぜそんなことを聞くんだ?」


「俺に乗ってみてくださいよ、早いですよ…」

なぜかオイディプスは暗い顔をしていた…


「早ぇ~、時速100㎞はあんな。ちょっと早減ったから一旦学園もどるか~、よし。じゃあオイデ…」


「ここが『封印場所』です、」


『封印場所』 それは…そう、学園。

まず校舎は壊れ、なぜか苔むしていた、そして周りの建物の壁は腐食し川の水は濁っていた、そしてそのど真ん中にあるのが…

超大量の死体の山、必ず1万人分はある。そんな地獄にガゼルは…

盛大に吐いた


「オエェ、ゲホッ。はぁ、はぁ、ちょい、オイディプス。お前の質問は正しかった、明確な判断だった…オウエェ…う。」


「ちょ、大じょぶ?俺たちはこれを作れるし、実際に何度か作ったから全然大丈夫なんだけどそれを見るとこっちが気持ち悪く…」


「うげ、ヴぇ。オワタ…、ゲホッ。ちょい、薬持ってき…うえ…ちょ、まじで医者になれるくらいはグロさには慣れてるけ、ヴぇ~」


「なんか笑えてきた、俺らを煽りまくってディスりまくって脅しまくった奴がずっとインフィニティゲロリーを続けてると思うと。」


「お前も十分ドイヒーだがな、でも前半は同意だ…うん、そこは…」


作者の僕が言うのもなんですけど面白いわ、ある意味。

ガゼルかわいそうだけど、そうそう。ガゼルの本名は

ガゼル・ロバルト です、そういや一回も言ってませんでした


一時間後~


「オウヴぇ、ウ。ゲボォ、ちょ、っと…しか効か、うヴぇ、なくてうぇぇぇぇ、なくてもい、ゴボゴビボ、から薬をもって…」


「バタッ」


「死体を見て気絶する人間初めて見たわ」


「まぁ、子供だしな。自分が通ってた学園の奴らが死体の9割だしな、

しょうがないだろ」


「てか薬ってなんだ?」


「知らね、俺らの龍生9億年、一度も聞いたことあるようなきもするが、もう記憶があいまいで覚えてないや、確か1人目のご主人様が言ってたような…ま、いっか」


この後、龍の活躍により3人目の「神殿の開放」で生き残った人間にガゼルはなりました…(後二人は無限龍も調伏した奴らです)


3日後…


「ん?俺は吐きまくって…」


「もう終わりましたよ、『神殿の開放』も、」



















「人類の文明も…」


ガゼルが見ていた風景は、まるで…


地獄だった

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