AIによる生成小説についての感想など

 思いのほか、文章はしっかりしているなぁって思いました。

 物語としての辻褄は、近いところ、文章の前後ではそれなりに合っているけど、離れたところにある文章の設定なんかは忘れてしまうことが多いようで、全体的にはおかしくなっている印象でした。


 個人的には、まだまだ小説は人間がやるべき分野なのかなって思いました。

 伏線をはって、それを回収するのは、AIにはまだできない気がします。行き当たりばったりで続きを紡いでたようなので。

 生成スピードがものすごいので、何万回と書かせれば、たまたま伏線をはって、見事に回収するようなものもあったりするかもしれませんが、その物語を人間が読んで、良し悪しを判断しなければいけないので、やっぱり人間が企んで、人間が書き上がるほうがよっぽど早いんじゃないかと思います。


 展開がまったく想像できなくて、読み物としては面白かったけど、表現に関しては、刺さるようなものはなかったです。好きな作家の作品を学習させて、それらをベースに生成するようなAIであれば、また違ったふうに思うのかもしれませんが。


 とにかく、小説はまだまだ人間のもの。そのことを実感した、今回の実験でした。

 

 次は、ちゃんと自分の手で小説を書こう。

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AI明智光秀は本能寺で織田信長を討てるのか!? うたう @kamatakamatari

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