雲外蒼天～嫁入り先は神の国！？ウソでしょ？～

言葉がなければ伝わらない愛のことば。それは神の国でも同じ。
神の国へ嫁入りに選ばれたひとりの人間の少女。そのお相手は愛情表現が不器用な神であった。時折、尻尾を振る仕草が愛くるしく、言葉が不器用でも、どこか憎めない。少女は人間界で得られた経験を神の国で共有し、お互いの距離を徐々に縮めていく。
そんなふたりで過ごす時間が愛おしい。でも、想いは中々実らない。
その心のじれったさと想いの温かさと、みんなの可愛らしさとが綺麗に溶け合って紡がれる。
最後は心に芽生える想いの花を咲かせるような、素敵な愛の物語です。

僕はこの物語を読んで、「ああ、これはすごく女の子の素敵さを表現している！」と思いました。

ここに登場する主人公は、とっても女の子らしく「強さ」や「弱さ」や「切なさ」、そういう部分を越えて、沢山の葛藤とささやかな決意、そして小さな成長を繰り返します。

これはとても人間らしくて、物語の主人公なのだけど、補正なんかかからず、リアルと同じく、本当に日々を生きて人生と戦っている女の子そのもの。そんな女の子が嫁入りと言う環境で、多くの新しい人々と知り合うとどうなるでしょう？　

僕は色んな意味で、「愛だな！（キリッ）」って思いました。

この物語はそんな「優しい『愛』の物語」。

多くの人間は生きて…続きを読む

なんだか、みんなあったかくてやさしいなあって思いながら読んでいます。
ほんわか。
そして、わたしは桔梗浬さんの名前のつけ方がとても好き。
物語世界に合う、物語世界をより彩る名前たち。
その名前たちから紡ぎ出される、ほわっとした物語。

獅童が好きです！　なんか好き。
かわいいじゃないですか！　もう頑張って！　いろいろ応援しています！