第5話友達第1号とライバル第1号

僕の名は、コルタール。10歳だ。

前回、父さんに10歳になると魔法学園に行かなければいけないことを知り。

母さんとヒグラン通り行き、学用品をそろえた。

そして、明日に備え寝たのであった。

僕は、少し早く起きてしまい。母さんが料理をしていたので、それを手伝った。

そして、父さんの部屋にある本棚に魔法学園がどんな所なのか調べてから、

少し早めの食事をとり、学校へ向かった。

うちから学園までは、少し遠かったが。まあ魔法の世界なので、父さんの転移魔法でひとっとびだ。

父さんと分かれたが、学園へ行くには早いので近くの売店やらを見て回る事にした。

少し早いのに学園にはすでに人でにぎわっていた。

探索していると僕の顔にエアーボールが飛んできた。

エアーと言っても当たらなかったわけではなく、空気でボールを作り出す魔法だ。

「ご、ごめんなさい。」

知らない子が泣きべそをかきながら、こっちへ向かってきた。

「い、いや大丈夫だよ!」

「ごめんね。エアーボールを投げる練習してたの。君凄いね本気で投げたんだけど。」

「まあ、鍛えてたからね。良ければ君の名前教えてくれない?知り合いがいないんだ。」

「喜んで!僕も知り合いはいないんだ。僕、スウェルブ。君の名前は?」

「僕は、コルタール。君が友達第一号だ。」

「コルタール君。良ければ一緒に学園に行かない?」

「もちろん!」

スウェルブ君と階段の下まで行くと、眼鏡をかけた。学生らしい子がヤンキー?におどされていた。

スウェルブと顔を見合わせうなずき。

スウェルブは、エアーボールを放つ。一応あたったのだがきいている気配はない。

「アン?喧嘩売ってるのかお前らムカつくな。」

「俺な魔法の餌食となれ!ファイヤーボール。」

ヤンキーが魔法をうってきた。

「ファイヤーボールは、学園内で禁止だよ~。」

ギリギリの所でスウェルブは、ファイヤーボールをよけた。

「コルタール君は、魔法使えないの?」

「使えないの」

「何ごちゃごちゃ言ってんだ。もう一度くらえ!ファイヤーボール」

「禁止だって言ってるだろ!」

その瞬間、僕のパンチがヤンキーの顔にさく裂した。

「いって―、この野郎。覚えてろよ。」

ヤンキーは逃げて行った。

「ヤッター」

僕とスウェルブは、手を取り合って笑った。

「あ、ありがとうございました。」と言って眼鏡の子は、階段を昇って行った。

「あいつ何か急いでたな。」

「それどころじゃないよ!授業始まっちゃう。急いで!」

「やべー」と言いながらすごい勢いで階段を上った。

「足速いんだね!コルタール君。てっどうしたのボーとして。」

         『ここが、魔法学園』

そのころ、ある倉庫で…

「あの1年ボーズ強すぎるっすよアルコルドさん。」

「お、お前なんだその傷は、その1年ボーズの名前は?」

「た、たしかコルタールだったはずです。」

「そうなると、俺も学園に行かなきゃならないのか。」

「コルタールか…どんな奴にしろ俺のダチに怪我させた奴は、ぶっつぶす!」

こののち、1年アルコルドがコルタールのライバルとなるのだった。


〈コルタールの魔法日記〉

ファイヤーボール。

無から火を生成。ボールじょうにし、投げつける技。

一応、ファイヤーボールで戦うこともできるが、生活魔法で暖炉などに火をつけるときに使う。

学園内では、授業の時以外使ってはいけない。

僕も魔法が使えたらかっこいいな。




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