第4話 神の心、人間知らず

はいはい、一応神様にあたる僕らです。

今日もあちこちで「神様にお願い」をしております、人間の皆さん。

例によって何もできません笑


むしろ僕らのお願い聞いてくれ。


いんたーねっと、えすえぬえす?なるものを作った人間達。

遠く離れた場所の人間と繋がり、支え合い、励まし合い生きる。

それが叶う素晴らしい発明だ。

もはや尊敬すらしちゃうなぁ、なんて思っていた僕らですが。


嫌い、バカ、ゴミ、死ね、消えろ


などなど…いやいや待て待て。

また間違うのか、この珍獣どもは。


いや、わかってはいた。

いつもそうだった。


バットで殴る。包丁で刺す。

爆弾で吹き飛ばす。


本来の使い方とは違う使い方をしてしまう生き物だ。

そうして色んな物の作り手をガッカリさせてしまう生き物だ。


今の人間達は『スマートフォン』『パソコン』『インターネット』『SNS』という本来素晴らしい産物を凶器や兵器に変えてしまう。


言葉や文字の弾丸で血の雨を降らすことが出来てしまう。

恐ろしや。


今日もその犠牲者となって天界に召されてきた霊体と対面している。


悲しいことだけど自殺も『自分殺し』の罪になるんだ。

地獄には落ちないけど反省期間が数年、暫くは転生できないかな。



どうか清くなくて正しくなくていいから、しぶとく強く、ふてぶてしく生きてほしいよ。

魂も体も今まで生きた時間も勿体ないよ。



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神様なんていない!~魂職人と生き物職人の呟き MASU. @MASUMASU69

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