七夕に逢いたい人がいる。でもその人はもうこの世にはいない人で——

七夕の日、水害があった。
多くの人が犠牲になり、多くの人が「遺族」と呼ばれるようになった。

フィクションだけど、すごくリアリティのあるフィクションで、日本のどこかにこんなご夫婦がいらっしゃるなぁ、と涙ながらに読みました。


丁寧に書かれた情景描写と心情描写。
エピソードが進むうちに、離れてしまった二人の距離がどんどん近づいていく。
二人の心がどんどん触れ合っていく。

七夕に亡くなった夫とその妻の話です。

最近も大雨で甚大な被害が出てしまった地域があります。
第一話の
「必ずここからお読みください」を読んで、作者様の想いに共感しました。


災害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げます。
また、災害で亡くなられた方のご冥福を、心よりお祈りいたします。



大切な人と、いまこの時を生きれることに感謝して。
日常の当たり前のありがたさに感謝して。
ぜひ、多くの方に読んでいただきたい作品です。

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