第38話 ダンジョンデート 巨人狩り

今、サクラさんとダンジョンデートぅ~! 長野の石川市のSランクダンジョンに潜って、巨人狩りをするために平野を抜けて、転移を使って、最下層41階の巨大神殿ダンジョンに潜ってるぅ~!


巨大な石畳のオリンポスの神殿みたいにダンジョンで、そこに巨大な10メートルの巨人が巨大神殿の中に犇めいてるぅ~!


逃亡生活を続ける僕だけどぅ~! Sランクダンジョンに入って来る冒険者はまれだからぅ~! ここまで追手は請わないぅ~!


ただ、ルルナのことが心配ぅ~! 玉石さんが帰って来てて僕の代わりにボディーガードをするって言ってたからぅ~!


間違いはないと思うけど、やっぱり気になるぅ~!


ただ、びっくり錬金釜をもらったお礼はしないとぅ~! 30億の借金を返すためには大切なことぅ~!


今、カメラでサクラさんを撮影しながら、デートぅ~!


さりげにカメラで僕が撮影しながら、サクラさんと手を繋いでるぅ~!


サクラさんの手ってシャープな感じぅ~!


細いのに、ところどころ剣タコがあってごつごつしてるぅ~!


ただ、やわらかい部分があって、そこは女の人って感じぅ~!


ときどきモンスターが現れると手を離して、それまでの間はずっと手を繋いでる感じぅ~!



なんだか未知の感じぅ~! 異様にドキドキするぅ~!


サクラさんがきれいな野生的な顔で笑ったぅ~!


「アタシの手はどうだい。隆起ぃ。男と手をつないでデートなんてしたことなかったねえええ。アタシは・・・。ふふふ。悪くないねぇ」


「うぅ~! ちょっと僕は恥ずかしいぅ~!」


ずっと手を繋いでると、暖かくちょっとだけ汗ばんだ手の感じで、女の人の感じがあって、なんだか、エッチな気分になるぅ~!


サクラさんと近くにいるとすごくエッチな気分になるぅ~!


ときどきエッチな目をしてくるときがあって、それでドキドキするぅ~!


なにかサクラさんは肉食系って感じで、時々僕の体に触って来るんだよなぅ~!


男のやばい場所とか触ってなんか愛撫されてるみたいで、そして、エッチな目でふふうと笑うぅ~!


まさかダンジョンでエッチしようとかしてないよねぅ~!


そんなことないと思うけどぅ~! サクラさんの目が妖しいぅ~!


だから、意識しないように僕は片手でカメラを操って、外の風景を映すぅ~!


あっ、今、巨人が見えたぅ~!


緑色の巨人で、なにかもぞもぞ動きながら、巨大な蜘蛛を喰っていたぅ~!


巨大神殿には岩地帯があって、巨人たちはその岩を食べたり、モンスを食べたりして生きてるぅ~!


その巨大神殿地帯に、僕は今いるぅ~!


余裕の顔をしながら、獲物を探して神殿地帯を手の繋いで歩くサクラさんは女性的で魅力的ぅ~!


僕はカメラでサクラさんのきれいな傷だらけのヒョウのような体をときどき映すぅ~!


今日は僕は戦わないぅ~! 動画配信ぅ~!


視聴者さんがワクワクしながら、僕らが映す巨大神殿の様子を楽しんでるぅ~!


同接者 1万2千人


> うわ。でっかい柱やな。人の3倍はある柱がそこかしこにあるな。

> カッコイイよな。巨大なオリンポス神殿みたいで

> これがダンジョン中ずっと続いてるのがこのダンジョンの最終階層か

> モンスはどんな感じ?

> 巨人しかいないらしいぞ。踏破はされていない

> なぜ?

> なにかラスボスのいる場所がわからんらしい。このダンジョン

> Sランクが何度も潜ってるが見つかってないって

> へえ


僕はダンジョンからサクラさんに隣のサクラさんにカメラを向けたぅ~! サクラさんがにっと笑って、僕のお尻を撫でたぅ~!


「いいお尻だねぇ。エッチがうまそうだねええ。ほら。サービスだよ。カメラこっちに向けな。アタシの体を映すんだよっ」


> 寒月サクラの体はきれいだすw

> うーーーん。カメラアングル寄せて。寄せて。伊藤くん。

> うほ。ハイレグアーマー。

> 戦う女の体ってすごく野性的できれいですねー

> 弾力があってムチムチしてる。ぐふふ

> この体で凄まじい戦いをするんだ。サクラの動画は観れる

> 剣を力でぶん回すときの爽快感があるんだよな。サクラは


視聴者さんも動画を楽しみにしてるぅ~!


がんばろうぅ~!


それからダンジョンを映しながら、ときどき手を繋いでいるサクラさんをカメラで映すぅ~!


今間違ってカメラをサクラさんの胸に向けちゃったぅ~!


うわあ。かっこいい胸だぅ~! 戦う女の人の胸ぅ~! なんかエッチぅ~!


サクラさんは野生的にニヤリと笑ったぅ~!


「エッチだねええ。隆起ぃ。アタシの胸に触りたいかい?」


言われて、慌てて僕は照れるぅ~!


サクラさんが僕の首筋に手を当てて、近寄って僕の目をのぞき込んだ~!


きれいな目だぅ~! なにかそんなに大きくないのに、攻撃的で女性的な目してるぅ~!


あっ、ちょっと近くに来たから、サクラさんの汗の匂いぅ~!


野生的でスパイシーなちょっと、刺激的な匂いが今、一瞬漂ったぅ~!


戦う女の人の匂いぅ~!


異様に魅力的に思えて胸がどきどきしてすごく興奮する~!


サクラさんはもしなやかで弾力があって、それが生地の薄い鎧をつけてて、胸がかちゃかちゃ動いて、そのたびに揺れるのを見えてドキっとするぅ~!


近くに来ると、ちょっとだけ汗ばんでて異様にドキドキぅ~!


神殿の巨大な柱の間を何度もすり抜けながら、サクラさんが言ったぅ~!


「めんどうな敵は倒さずに行こうねええ。隆起ぃいい。傷をもらっちゃあ、いざというときの戦いでええええ、やられちまうからねえええ」


「ええぅ~? Sクラスのサクラさんでも常に戦わないんですかぅ~?」


「狩りの基本だよぉお。素材を求めるモンス以外は、基本的にはやらないねええ。ただ、今日はこのダンジョンに狩りのねらい目が調べてわかったからねぇ。レアドロップがあるアンゴラスは今日は10匹くらいはやろうかねえ」


僕は図書館で検索したぅ~!


バリバリぅ~! バリバリぅ~!


アンゴラスぅ~!


Sクラスダンジョンの巨大な石畳に生息するゼウスのような風貌を持った10メートルの巨人。属性はなく、巨大なコブシと足での攻撃をメインとする。レアドロップとして、金塊を落とす。石畳ダンジョンの岩と食べ、金塊を産む巨人モンスター。詳しくは▼


「なるほどぅ~! 金塊を産むんですねぅ~!」


「ああ。アタシはアンゴラスを見つけると時々狩るようにしてるよおおおおお。海外だと色々ねらい目はあるけど、日本だとゴールドドロップは基本だからねぇえええ」


視聴者さんが騒いだぅ~!


> 金塊いいね。

> ゴールド。ゴールド

> 冒険のドロップで金塊が出たときは興奮するよね?

> なんだか金の輝きって違う。冒険で出てくるとワクワクするよね?

> ただ、Sクラスは金塊の取得に制限があるんだよ。


「ああっ。それは本当だねえええ。金塊だけで行けたら楽なんだけどねえ」


> なんでだ?

> 乱獲すると金の相場が崩れて、金の価値自体がなくなってしまうからやね

> へえ

> へえ

> だから金塊を取得するモンスターは守られているんだね


今、巨大な蜘蛛が巣を作っているのが見えたぅ~!


3メートルある蜘蛛ぅ~! サクラさんは素通りぅ~!


> 巨大な蜘蛛って怖いよな?

> でか!!!!

> トラックくらいある蜘蛛がもぞもぞ動きながら巣を張ってるな

> なんてモンス

> アジュンニュラスだな。Aランクだ。

> ドロップは?

> なし

> 時化てんなー


サクラさんが笑ったぅ~!


「まあ、そういうことだねええ。アンゴラスはアタシと相性がいいけど、なかなか制限で狩れないから、びっくり錬金釜のSクラスダンジョン討伐でアタシは食ってたってわけだねぇ」


「あっ、それじゃあ、錬金釜を僕に渡して大丈夫ぅ~?」


「まあ、Sクラスともなれば、狩場はいくらでもあるからねええええ。あんたを助けるためにくれてやりたいとアタシは思ったんだよ。アンタはアタシと同じ人を守る意志もあるしねぇええええ。イジメを大嫌いなところも大好きさあ」


「ありがとうぅ~! 大切に錬金釜使うぅ~!」


「まあ、早く30億の借金なんか返ちまいなあ。そしたら、アタシと結婚してえええええ、セックスバッコンバッコン毎日暮らそうじゃないか」


> 出た! サクラの野獣発言www

> セックスバッコン!バッコン!

> なんつーか、今伊藤が毎日サクラさんに襲われているところを想像したよ

> サクラが上に乗ってガッツンガッツン

> 野生的にすごい求められそうだな

> うらやますー


「ぼ、僕はエッチはそれほどぅ~!」


「男なら毎夜20回はやれるだろううううう。アタシは一晩中エッチできるぜええええええ」


「ううぅ~!」


今、歩きながらサクラさんカメラを持つ僕に近寄って来てお尻を撫でたぅ~!


舌をペロリと舐めて、なんか妖艶なヒョウって感じぅ~!


ドッシン! ドッシン! ドッシン!


そのとき石畳を踏みつけて、巨大なモンスターが出てきたぅ~! 人型だけど、ゼウスみたいだけど、髭もじゃもじゃで目がイッちゃってる感じのモンスぅ~!


「がっぁあぼげええああぼあああ」


なんか巨大な岩をボコボコ殴って壊してるぅ~! ガツガツ岩が砕けて、岩が飛び散ってるぅ~!


「おいでなすったねえええええ。アンゴラスだよおおおおおお。さあああ、こっから狩りだぁあああ。しっかりアタシの狩りをカメラに収めなあああ。隆起ぃいいいい」


僕はカメラを構えて、後ろからサクラさんのかっこいいお尻を撮影ぅ~!


「おらあああああ。いくよおおおおおおおおっ」


サクラさんは巨大な岩を壊して食ってるアンゴラスに後ろから襲い掛かったぅ~!


巨大な剣ぅ~!


> 巨体モンスターを倒すときには、Sクラスは巨大な剣を使うな。

> 10メートル級になると、普通の剣では皮膚の表面しか攻撃が通らないから

> スキル技はあるけど、それでも剣の威力がないとスキルの通りが悪い

> うーーん。さあ、どうなるか?


サクラさんは持ち手だけが小さい3メートルの巨大な鉄塊のような剣を振るぅ~!


ぶおおおおおおおおおおおん


「おらああああ。サクラ覇王斬豪ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ」


桃色と黒の混ざったような剣撃が3メートルの出て、それが10メートルの巨人の体を後ろから斜めに切りつけたぅ~!


ずごおおおおおおおおおおん


「ぎゃぶあああごおええっ」


アンゴラスは地響きの立つような大声を上げて、すごい切れた狂った目で振り返ったぅ~!


そして、次の瞬間に思い切り巨大な2メートルほどのコブシを振り回して、ものすごい勢いで、そのコブシを小さなスライムみたいなサクラさんにぶち落としたぅ~!


ガッツン!


小さなサクラさんは高速で動いて、それをかわすっ。


そのスライムみたいなサクラさんを巨大なアンゴラスがコブシを振り回してぐしゃぐしゃに潰そうとしているぅ~!


ぐしゃんぐしゃんぐしゃんぐしゃん


僕は距離を撮って撮影を続けてるけど、ものすごい音が辺りに響いてるぅ~!


> やっべええな

> アンゴラスちょーーこえええ

> ひぃいいいい。

> サクラがマッチ箱みたいだ

> 倒せるんだよな?

> サクラは巨人狩りは得意だからな。画像を観てないヤツに解説する。今、サクラは巨大な石畳みの神殿で、10メートルの巨人と戦ってる。後ろから巨大な剣でスキルで襲ったが1撃はムリだ。そこからは巨人がサクラを敵と認めて振り返って、ぐしゃぐしゃにコブシを落としている。サクラはそれを何度もヒョウのように高速に跳ねて動きながら、かわし続けている。

> ひゅーー。やべえ


ぐしゃんぐしゃんぐしゃん


小さいサクラさんを狙って巨人が何度もコブシを落とすぅ~!


サクラさんは攻撃をかわして、チャンスを狙って巨人の周りで跳びまわってるぅ~!


「ひゅうううううう。巨人狩りは楽しいねえっ。おおおらあああああ。行くよおおおおおおおおおおおおお。サクラ覇王斬豪ぉおおおおおおおおお!!!」


どかあああああああん


今、巨人のしゃがんでる巨人の膝からサクラさんがジャンプして駆け上がって、巨大な剣を振ったぅ~!


巨人の額が割れて、巨人が絶叫をあげるぅ~!


「ぎゃああああおおおおおおおおっ」


傷みののたうつ巨大な巨人が暴れた倒れたところを、サクラさんが地面に着地したサクラさんが何度もスキルを放つぅ~!


「おおらあ。サクラ覇王斬豪ぉおおおおおおおおお!!!」

「おおらあああ。サクラ覇王斬豪ぉおおおおおおおおお!!!」

「おおらあ。サクラ覇王斬豪ぉおおおおおおおおお!!!」

「おおらああああああ。サクラ覇王斬豪ぉおおおおおおおおお!!!」


「ぎゃああああああああああぅうううううう」


思わず興奮して、本が出たぅ~!


ポンっ


https://kakuyomu.jp/works/16817330647757143154



そのうち、モンスターはその場で消えて、巨大な肉が出たぅ~!


「ちぃいいい。やっぱり一発じゃ出ないねええ。金塊はぁああああああ」


戦闘を終えたサクラさんは汗に上気した顔だったぅ~!


なにかやたらと興奮を覚えたぅ~!


戦うサクラさんってすごくカッコよくて、女性としてそそるぅ~!


サクラさんの上気した肌や、弾力のある体、長くてシャープな足に僕は興奮したぅ~!


一度休憩に入って、アンゴラスの出した肉を使って、僕が焼肉を作ったぅ~!


じゅー


石畳の上で枯れ木を集めて、肉を焼くぅ~!


「アンゴラスのドロップする肉は上等だからねえええええ。レアで頼むよ」


焼き加減を遠火にして、赤い肉が見えるように、しっかり焼くぅ~!


じゅー


それから、レアで焼けた弾力のある肉を二人で食べるぅ~!


「おら。料理のお礼だ。あーーーーんだ」


サクラさんに食べさせてもらったぅ~!


もぐもぐ


うまいぅ~!


なにか塩だけで焼いたのに特別な肉の味がするぅ~! 弾力があって、ジューシーで、それなのに、トロリとしてぅ~!


僕は戦いの趨勢に興奮して、筋トレをちくちくやったぅ~!


腕立てッ 腕立てッ 腕立てッ 伊藤ッ


・・・いつか、巨大な敵を縦横に倒せる自分になると信じて。うおおおおおおっ


それから、32匹、サクラさんはアンゴラスをやって金塊を出したぅ~!


「まあああ、こんなとこだねえ。今日のダンジョンデートはっ。また付き合ってくれるかい? 隆起ぃ」


「僕もSランクの敵と戦えようになりたいぅ~!」


「鍛えなあ。アタシの予備の巨大剣をやるよ。昔から巨人狩りのときに振ってた剣だ。これを触れるようになりなあああ」


サクラさんから巨大剣をもらったぅ~!


グリップは普通の剣なのに、3メートルの大きさがある僕より巨大な剣ぅ~!


ただ、普段は水晶のネックレスに入ってるマジックアイテムぅ~!


これで筋トレの間に毎日振ろうぅ~!


強くなるぅ~!


「あんたはいずれすべてを倒す男になるよ。Sランクのアタシが保障するよおッ」


サクラさんに頬にキスをもらったぅ~!


がんばるぅ~!



サクラさんが金塊をドロップした時は視聴者さんが騒いでいたぅ~!


> うはは。金塊じゃ。

> おーーーー。これがゴールド。

> 鈍い輝きで実に美しいですなぁ。

> 冒険の楽しみ。ああ。俺もいつか、金塊を出したい

> うひょおおおおお。金塊じゃあああああああ。

> サクラ最高! サクラ最高!

> 隆起。よくがんばった。いいカメラだったぞ。

> ダンジョンデート最高! ダンジョンデート最高。

> また次回に期待したい

> あははっ。楽しかったーーーーーーーーっ。

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