第37話 ラブホテル配信

ラブホテルのキングベットの上で、僕と、サクラさんと、ルルナがいるぅ~!


丸い丸い大きなピンクと白の廻るベットの中、僕らは3人でベットに寝ころびながら、逃亡の疲れを癒していたぅ~!


玉石さんはいつの間にかどこかに消えていて、3人きりの部屋にいるぅ~!


ピンクのハートの照明が同じくエッチな感じのピンク色の光を室内に放っている中ぅ~! 薄着と白のシャツで少し下着が透けて見えるルルナぅ~! 空色のぴっちりしたシャツをむちむちとした体に密着させて身につけているサクラさんがいるぅ~!


二人ともベットに寝ころんでいて、3人で今ベットの上にいるぅ~!


距離はピッタリと近くて、僕を中央に二人が体をふれあいそうな距離でいるぅ~!


僕らは3人ともシャワーを浴びていて、二人からいい匂いでちょっとエッチなシャンプーの匂いと、少しだけの女の子の体臭が漂ってくるぅ~!


ううぅ~!


これってエッチをこれからする展開なんだろうかぅ~!


ドキドキするぅ~!


長野の郊外の山奥に僕たちはいるぅ~! そこは長野市から気持ち北目の石川市で、そこのラブホテルに潜伏してこれからの逃亡生活をどうするか考えてようとしているぅ~!


ただ、チラチラとピンク色のエッチィイルミネーションで飾られているラブホテルの中にいると、そんな雰囲気じゃなくなるぅ~!


ギシッと音を立てて、ベットの上で起き上がったサクラさんが、僕の小さい体をひょいと起こして、ベットの上の自分の膝の上に座らせて、サクラさんはなぜか、僕の膝をベットの上で撫でまわしてはじめたぅ~!


さわさわ


「いいねぇええええ。ラブホテルぅうううう。興奮するねぇえええええ。エッチしたい気分じゃないかぁあああいい? 隆起ぃいいいいい?」


なでなで


サクラさんにしなやかな手に撫でられると、僕はもう、ドキドキで、すごくエッチしたい気分になってくるぅ~!


サクラさんの野生的なメスっぽい体臭がシャンプーの匂いとともに漂って来たぅ~!


歯ブラシをしたサクラさんの息のちょっと艶っぽい匂いがしたぅ~!


うぅ。いけないのにぅ~!


ルルナも真っ赤な顔で、チラチラ僕の方を見てくるぅ~!


ルルナは気持ち僕から体を離してベットの端に起き上がって、白いシャツの肩のブラジャーの紐を今、触って直したぅ~!


「ねえ、なんで、エッチなホテルに入ることになっちゃったの? 隆起ぃ。私たち、エッチしないとならないのかなぁ?」


わぅ~! ルルナまでエッチなこと言い始めてるよおぅ~!


あうぅ。エッチな気分になるよおおお。


サクラさんがばふんと胸をいわせながら、膝の上にいる僕に抱き着いて来て、そこから、カッコイイ女性の胸を背中から押し付けてくるぅ~!


ぶるん♪ ぶるるん♪


むぎゅ♥


ううぅ~! なにするのぅ~! サクラさんぅ~!


「このままエッチしちまおうぜえええ。隆起ぃいいいい。アタシは火照って、火照って、しょうがいないんだよおおおお」


うわああああぅ~! なんかサクラさんの上気した赤い頬がすごくエッチィ感じぅ~!


ぼ、ぼくは、も、もうぅ~!


「ダメよっ! そうだわっ。隆起。ラブホテル配信しましょうっ」


「えぅ~? ルルナ、それってどういうことぅ~?」


「配信者って言えばラブホテル配信でしょう。やっぱりそれをやらなきゃ、一流のVtuberとは言えないと思うわっ! 悪の組織シャドウデスゲイズ♪♪としてやるのよ! 隆起っ」



それから、ルルナのラブホテル配信がはじまったぅ~!


僕は動画を撮るぅ~! ソフィーナ(ルルナ)は配信するぅ~!


「こんソフィ。私のファンの奴隷さんたち。今日はラブホテルから配信をお送りするわ。今、ある県の郊外の山の近くのラブホテルに私たち逃亡して潜伏してるのっ」


ファンの人たちが騒いだぅ~!


> うおっ。ラブホテルですと!

> まさか、伊藤くんと。

> おいおい。やばい配信になるんじゃないだろうな?

> 裸で待ってます。

> キングベットはもう使ったのか?

> ぐふふ。使用済キングベットですとな。


サクラさんが、ルルナに抱き着いて、ウィンクしたぅ~!


「ふふふふ。アタシも一緒にいるよおおおお。キングベッドを使ったのかはご想像にまかせようかねええええええ。シャワーはアタシは浴びたねぇええええ。みんなああああ、アタシのおっぱいが想像できるかあああああいい?」


> わお。これは肉感的なSクラス冒険者ですな。

> サクラ脱ぐ。

> なんというか、サクラさんは性に奔放というか、ばいんばいんな感じがしますな

> すごいガツガツやっちゃうんでしょうか?

> むふふ。それは想像すると、興奮が止まりせんな。

> 俺はもう裸で待っているが。


「ふふふぅううう。アタシはエッチは好きな方だよおおおお。冒険者っていうのは、どうしても死とギリギリの戦いをしてるからねえええ。エッチはやれるときやらないと、いつ死ぬかわからないからねえええええ」


サクラさんはそう言うと、胸をむぎゅっと自分で撫でて、それから舌をペロリと舐めたぅ~!


うわっ。なんかすごく野性的でエッチな感じぅ~!


僕はそのサクラさんの仕草をカメラでとらえていたぅ~!


思わず興奮して本が出たぅ~!


ポン!


https://kakuyomu.jp/works/16817330652730782207


僕は慌てて本をポケットに隠したぅ~!


うわぅ~! なんか筋トレしたくなったぅ~!


あー悶々とするぅ! 片手でカメラで片手で筋トレちくちくやろぅ~!


ハンディグリップッ! ハンディグリップッ! ハンディグリップッ! 伊藤ッ!


・・・筋トレするほどにエッチする回数が増えるモチベ・・・うおおおおおぅ。


「もう、エッチなんてダメなんだからねっ。私たちは健全な高校生なんだからね。それよりも普通の話した方がいいと思う」


ルルナがサクラさんを遮ってしゃべったぅ~!


なんだか、ソフィーナの口調じゃなく、ルルナの口調になってるぅ~!


ファンの人たちが騒いだぅ~!


> 助かる

> 助かる。ひじょーに助かる

> ソフィーナちゃんのエッチツン発言。助かる

> ひじょーーにはかどる

> ひじょーーーーにはかどる

> さりげなく、ラブホテルのエッチな壁紙が映っているのが助かる

> エッチツン好きよ

> エッチツン好きよ


「もう、エッチなんてほんとにダメなんだからね。私は健全な高校生なんだからね。それよりもこれからのことを相談したいわ。みんななにか意見はないの? なにか意見をくれなかったら、いじめっ子みたいに目玉に焼きゴテを当てて、100回キックしてお仕置きよ♪♪♪」


僕はルルナをカメラで撮ったぅ~!


ルルナはエッチな空気を感じて、ちょっと真っ赤になってるぅ~! さっきまで、キングベットの上で、近くにいたルルナの匂いを感じたぅ~!


ルルナは柑橘系のいいシャンプーの匂いがいつもするぅ~!


その匂いが僕は大好きぅ~!


視聴者さんが言ったぅ~!


> あれだろ? びっくり錬金釜を手にしたんだろ? ダンジョンデートだろ?

> そうだな。ダンジョンデートがいいだろうな。

> 逃亡するならダンジョンがいいだろ?

> Sクラスダンジョンなら冒険者の追手も少ないし。


そうだぅ~! そういえば、僕はサクラさんにびっくり錬金釜の報酬でダンジョンデートをする約束があったんだぅ~!


サクラさんが笑ったぅ~!


「おおおお。いいねえええええ。それじゃあ、Sクラスダンジョンデートしちまうかあああああい? そいつは火照るねええええええ」


「えっ? でもそれじゃあ、どこに行くのがいいの? 下僕さん、長野でSクラスダンジョンって知ってる?」


> ああ。長野だったら、氷柿市の巨神ダンジョンが確かSクラスだったぜ?

> あそこは平野ダンジョンだから、逃亡潜伏には悪くないしな。

> いや、あんな巨大な化け物の巣でダンジョンデートとか、潜伏とかって。

> 20メートルクラスの巨人が出るんだっけ?

> そうそう。未踏破ダンジョンだな。


「悪くないねぇええええ。じゃあああ、そこでえええ、アタシと隆起がダンジョンデートする感じにするかあああいいい?」


> 伊藤くんはそこまで強くないから、カメラやる感じ?

> 出た。勇者なのにそれほど強くない隆起。

> 熱狂的なファンはいるんだけどね。

> 弱い伊藤くんは俺は好きだよ。

> 伊藤くんのカメラみたいねえええええ。


「そうだねぇええええ。それじゃあアタシが戦ってるのを撮ってもらおうかねえええええ。隆起にいいいい。それからダンジョンらしいデートしたいねえええええ」


「私は行っちゃダメなの?」


「そりゃデートだからねええええ。二人きりでねっぷり楽しみたいよおおおおお。火照ってきたら、ダンジョンでエッチもいいかもねえええええ」


えええええええええっ。


「ダメよっ。エッチはダメなんだからね。絶対に絶対にダメなんだからね!」


> ふふふ。ソフィーナちゃんの幼馴染発言助かる。

> 非常に助かる。

> ただ、寒月サクラのダンジョンデート。楽しそうだ。

> 伊藤くん。行ってらっしゃい。

> ライブ動画楽しみにしてるから。


そこで、翌日、ルルナをラブホテルに残して、僕はサクラさんとダンジョンデートをすることになったんだぅ~!

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