第29話 シャワー除霊回

僕の体から呪いで本が出たぅ~!


ポンッ


https://kakuyomu.jp/works/16817330651861242573


むむぐお~! 動けないが、筋トレちくちくやろぅ~!


ハンディグリップッ! ハンディグリップッ! ハンディグリップッ! 伊藤ッ!


・・・死にそうなときに大切なのはたとえ指先でも訓練をすることぅ・・・うおおおおお。


僕が一人でがんばってるときにも、僕がゴーストとの戦いの後に負うことになった死の呪いを治すために、僕を助けてくれる人たちは動いていたぅ~!


本当に感謝ぅ~! 感謝しかないぅ~!


聖宇月散水さんは優しい透き通った目で、僕をいつくしむように見るぅ~!


そこには純粋な人を愛する慈愛の目があって、心の美しい人なんだと僕は思ったぅ~!


人間って、人をいつくしんで、私欲もなく愛せる人って少ないぅ~!


ただ、聖宇月散水さんはそんな人だと僕は思ったんだぅ~!


今、陰陽師の聖宇月散水(女)さんが、月の光を浴びて、キラキラと輝いているぅ~!


陰陽師はすごくて、護符と式神を使い、大地と光、月の力を、印字を用いることによって具現化させるぅ~!


ただ、それには制限があって、魔法を覚えるとその力はうしなわれてしまうらしいぅ~!


僕は今、海パン姿で泉の縁で水の中に入って寝かされているぅ~!


散水さんはその脇で、泉の水に石鹸を入れて泡を立てて、その泡を自分の体に擦りつけているぅ~!


宇月さんの透き通った瞳には、一切の迷いがないぅ~!


人を助けようとする強い意志とやさしさぅ~! それだけが確かにあったんだぅ~!


その脇には心配そうなルルナが、映像を撮影して、除霊の様子を見守っているぅ~!


今、僕らは泉にいるぅ~!


西川高校の裏手の裏山のふもとにある泉だぅ~!


呪いを解く印は、どこでも行えるものではなく、静かな人気のない泉でしかできないらしいぅ~!


聖宇月散水さんは、スレンダーなモデルのような体に、形のよいきれいなお尻をした人だぅ~!


普段は白と赤の陰陽服を着ているけど、今日は水着。しかも黒のハイレグだぅ~!



「それじゃあ除霊をさせていただきますぅ。気持ちよーーく、行かせてもらいますぅ」


女子大生の聖宇月散水さんは、今、そこで、ハイレグの水着を着て、僕の体に体を擦りつけて、呪いを除霊しているぅ~!


・・・うう・・・気持ちいいぅ


ルルナのファンの人たちが騒いだぅ~!


>ハッスル! ハッスル! ハッスル!

>うおおおおおお。うらやますぅうう。

>ヤンデレ! ヤンデレ! ヤンデレ!

>うきうき♪ うきうき♪ うきうき♪

>女子大生と体を擦り合わせるなぞw

>眼福ものでござるよ。

>今、体を擦りつけていますなぁ。女子大生と。泡塗れで。


僕は聖宇月散水さんに体を擦られているぅ。泡塗れでぅ~!


・・・うう・・・気持ちいいぅ


>なぜ、泡を擦る必要があるんだ?

>いや、ただの泡ではないらしいな。ひと瓶50万円の除霊用の泡らしい

>ヒールが掛かるんだろ? その泡で擦ると。

>うほほほ。すりすりしてますよお。すりすり。

>具体的にはヒールではない。陰陽回復印 芽楼院良水という

>なんじゃそりゃ?


僕は聖宇月散水さんに体を擦られているぅ。泡塗れでぅ~!


・・・うう・・・気持ちいいぅ


>良水は陰陽師用の回復の術だな。犬鬼の髪と月に芽を出す若草、印紙で作る術だ

>うひひひ。それよりも、ずっとすりすりされてますが

>女子大生に体を泡まみれでこすりつけられ続けるとは

>すりすり。すりすり。

>おぬしも悪よのうwwwww


僕は聖宇月散水さんに体を擦られているぅ。泡塗れでぅ~!


・・・うう・・・気持ちいいぅ


>あれ? 今、聖宇月散水がキスしなかったか?

>ちゅ♥ ちゅ♥ ちゅ♥

>きょえええええええええ。何度もキスしておるぞおおおお

>どういうことやねえーーーーーん!

>なんで水着で泡だらけで体擦り合わされてキスしてんねん!!!!


「ちょっと。治療なんだよねっ。なんでキスするのっ。おかしいわっ」


ルルナがキレて大声を上げたぅ~!


・・・うう・・・気持ちいいぅ


宇月さんは透明で慈愛に満ちた透き通った声で言うぅ~!


「治療ですぅ。あくまで治療ですぅ。必要なことですぅ。役得ではありません」


>おい! 絶対治療とは関係ないだろ。

>すごいキスの嵐でしたね

>なにか、キスしてまた体を擦りつけているような

>そのような

>あわ・あわ・あわ・あわ

>ぐふふふふ。女子大生の体ってすごいざます


僕は聖宇月散水さんに体を擦られているぅ。泡塗れでぅ~!


>おっ。なんか、体があわく・・・

>おおおおおおお

>おおおおおおおおおおお

>おう。

>なにがあった?

>光が出たのぅ。伊藤の体から

>なんでやねん

>体あわせてすりすりすると、ヒールが掛かる感じか?

>エロいでぷー

>知らんが、徐々に伊藤の体が回復してるんじゃなかろうか?

>キスは関係あるのか?

>陰陽師として言わせてもらうと、除霊にキスは関係ない!!!! ふざけろ!!!宇月。まともに除霊をしろ!!! 私がこの依頼受けると言ったろう!!!!


僕は聖宇月散水さんに体を擦られているぅ。泡塗れでぅ~!


>まだ続くんかいのぅ?

>もう、光りが収まってきたが、


宇月さんは透明で慈愛に満ちた透き通った声で言うぅ~!


>あれ? 今、聖宇月散水がキスしなかったか?

>ちゅ♥ ちゅ♥ ちゅ♥


{必要なことですぅ。除霊には必要なことですぅ」

「嘘よっ。絶対に除霊とは関係ないわっ。もう治ってるんでしょっ。隆起」


>まだ続くんかいのぅ?

>もう、光りが収まってるんだが。


>あれ? 今、聖宇月散水がキスしなかったか?

>ちゅ♥ ちゅ♥ ちゅ♥


{必要なことですぅ。除霊には必要なことですぅ」

「嘘よっ。絶対に除霊とは関係ないわっ。もう治ってるんでしょっ。隆起」


>なぜキスをする!!!!宇月!!!!キスは関係なかろう!!!お前は何故この依頼を受けた!!!!まともに陰陽師としての自覚を!!!!!


>まだ続くんかいのぅ?

>もう、光りが収まってるんだが。

>また、キスしてるし


>まだ続くんかいのぅ?

>もう、光りが収まってるんだが。

>また、キスしてるし



>まだ続くんかいのぅ?

>もう、光りが収まってるんだが。


>まだ続くんかいのぅ?

>もう、光りが収まってるんだが。

>また、キスしてるし


宇月さんは透明で慈愛に満ちた透き通った声で言うぅ~!


>あれ? 今、聖宇月散水がキスしなかったか?

>ちゅ♥ ちゅ♥ ちゅ♥


{必要なことですぅ。除霊には必要なことですぅ」

「嘘よっ。絶対に除霊とは関係ないわっ。もう治ってるんでしょっ。隆起」


>なぜキスをする!!!!宇月!!!!キスは関係なかろう!!!お前は何故この依頼を受けた!!!!まともに陰陽師としての自覚を!!!!!



その日、僕は聖宇月散水さんのお蔭でゴーストから受けた呪いから復活したぅ~!

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