第32話 人形の安らぐ夢

 影森side

 僕はアイの行動を処理出来ないでいた。


 アイはどうして僕のする行動に怒りをあらわにしていた。


 どうしてアイは怒っているのか僕は処理が出来なかった。


 僕が食事をたべなかった時も怒った表情を見せる。


 アイは突然食事をたべるように言われたがどうして僕に言うのかが処理が出来なかった。


 アイは何の為に食事をたべさせるのだろうか?


 アイは怒りながら僕に強引に食事をたべさせた。


 そこからアイは優しい声で僕が食べたことを喜び笑顔になる。


 僕は気づいたら無意識に目から涙を流していたようだ。


 アイに言われるまで気づかなかった。


 どうして僕は涙を流しているのか処理出来ずにいた。


 アイは近づき僕の瞳を覗き込む。


 無意識にアイの瞳を僕も覗き込む。


 アイの瞳を覗き込むと違和感なのか不思議と何かを感じとれた。


 途中、アイが顔を赤くして僕から離れる。


 その時の僕は何かわからない感覚があった。


 その後、夜は部屋に案内された。


 僕はベッド端に立っていた。


 夜はベッドで寝ることが出来ずにずっと立たされていた。


 寝たり目を閉じるだけで叩かれていた。


 だから、目を閉じては駄目なんだと気付いたら目はあいている状態ではある。


 寝ているという感覚もない状態である。


 朝になるとアイは僕の様子を見て顔を赤くして怒った様子を見せる。


 どうしてアイは怒っているのかを処理出来なかった。


 アイは呼吸を整えて僕に近づいて行き手を掴まれて強引にベッドに寝かされた。


 アイのしていることを処理出来ずにいた。


 アイは何の為にしているんだろう?と処理が出来なかった。


 そこからアイはベッドに一緒に入り僕の瞳を覗き込んで来る。


 アイは優しい声で僕に声をかける。


 僕は無意識に身体の力が抜けた。


 不思議だった。アイの瞳を覗き込むと何か悪い物が抜け落ちていく感じがした。


 僕の中では処理は出来ていないが安心感が生まれているのかもしれない。


 そこからは自然と目を閉じることが出来て僕は意識を手放した。



 

 


  


 

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感情を失った僕は《厄災、破滅、絶望の女神》と一緒に住むことになりました。 牧村和樹(グレイレッド) @gurei0507

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