第3話僕には見える

世の中に幽霊や地球外生物がいるのは、僕には関係ない話しだと思っていた。

しかし、考えが変化した。幽霊を何度も見たからだ。

ある日、寝ていると50センチくらいの子供が僕をずっと見ていて、「誰だっ!」と、言ってもその子供は僕を見続けている。身体は動かない。

それから、女の子がベッドの周りを笑いながら走り回ったり、夜中気配を感じ目を開けると隣にオジサンが正座していて、金縛りにあった僕にそのオジサンが抱きついてきた。

これは、実際に見たのだ。感じたのだ。

だが、病院で話すと体感幻覚と言われた。

霊能者はみんな、統合失調症と言う事になる。

幻聴は慣れたが、幻覚はやはり怖い。

だって、夜中にそんな事が起きると、寝るのが怖くなる。


霊感だと思っていたが、病気だったとは。

だから、もう僕は霊感があるとか思わない。見えても、病気なのだからと納得するしかない。

もし、お友達が霊感が強いと言い始めたら、心療内科を受診することをオススメしたい。

目を開いたら、男の生首がぶらさがっていた事があるが、それが一番怖かった。

そうやって、統合失調症は患者を衰弱させて行くのである。

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