第2話酔い方の変化

僕は若い頃から、大酒飲みで酔い方は普通だった。

明るく、よく笑う酔い方だった。しかし、25歳を超えた辺りから、記憶が飛ぶ様になった。そして、周りに噛みつき、くだを巻くようになった。

だから、会社の連中と飲みに行く時は、飲酒量を計算しながら飲んだ。

しかし、いくら計算していても、先輩に無理やり飲まされて、くだを巻くようになり、会社の連中は僕を飲みに誘うのは1人しか最後はいなかった。

ある日、1人で居酒屋で飲み、ハシゴしたまでは覚えているが、朝起きると、ボロボロのTシャツに、胸にアザが出来ていた。

何故、こうなったのか?全く、覚えていない。

だから、良く行く居酒屋を周り、シメの弁当を買うコンビニまで確認しに行った。


すると、最初の店は大人しく飲んでいる事が判明、二番目の店で芋焼酎をほぼ一升飲んでいた。

だが、キチンとお勘定はしたらしい。

で、最後のコンビニが問題。

泥酔状態の僕は、コンビニのチョコレートを投げながら、外国人バイトに絡み、そのまま何も買わずに店を出たら、外国人バイト君が怒り、僕を追いかけてきて、揉み合いになったらしい。

僕の服もボロボロだが、店員もボロボロの状態になったらしい。

翌日、菓子折りを持って謝りに行ったが、その店員は退職したそうな。

それから、仕事に向かい、作業中に倒れた。

上司が、病院へ連れていく。何も喋る事が出来なかった。

病名は、急性アルコール中毒と、過呼吸だった。

一晩、入院した。

エンディング。

こうして、間もなく僕は精神病を発病させるが、普段と違う変化が現れたら、気を付けた方が良い。

酔い方、食べる量、仕事を捌ける量、何でも普段と異なるなら、ちょっと休む事がオススメである。   

まぁ、簡単に休めないのが会社だが、それで人生を棒に振るなら、休む事が何千倍もいい事に決まっている。

僕の変化は、酔い方からだった。今は、もう量飲めないので、だいぶ精神状態は良くなっていると、言いたいのだが。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る