その時、統合失調症になった

羽弦トリス

第1話不規則な生活

さて、始まりました新番組、「その時、統合失調症になった」。

このエッセイは、多分、統合失調症に繋がったと思われる出来事を紹介する。初めての方もいらっしゃるかも知れないので、軽く僕の病気の事を書いておく。

18年前に26歳で初めて心療内科を受診する。

夜、眠れなくなったからだ。

不眠症→自律神経失調症→うつ病→統合失調症と、出世魚のように病名が変わり、今は統合失調症として治療している。

29歳で精神障碍者に認定された。


さて、今回のその時のは、26歳7月某日。

夜勤明けでも寝るのが持ったないなく、遊んでいた。まだ、20代なので寝なくても平気。しかし、そんな生活を続けていると、寝るべき夜に眠れなくなった。

半年間それを放置した。

肩こりも酷く、身体が衰弱し始めたので、市販の栄養剤を服用した。

だが、満足な結果には至らなかった。

そこで、前述した7月に心療内科を受診した。

そうして、「不眠症」と診断され、生まれて初めて精神安定剤と睡眠薬を処方された。

その事は、会社には秘密にした。ただでえ、会社では、パワハラ、イジメを受けていたし、現場監督のOJTも始まっていたからだ。

夜勤明けは、睡眠薬を飲んで最低5時間は寝た。

エンディング。

不眠症は全ての精神病の起因となりうる。

しっかり眠れなくなると、既に精神病かもしれない。だけど、心療内科を受診するには、非常に強い覚悟と、勇気が必要だ。

だけれども、放置すると症状は酷くなる。

さぁ、恥ずかしがる必要は無いし、怖がる事も無い。

夜、眠れなくなったら心療内科か精神科を受診してみて下さい。

きっと、楽になります。

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