魂を売る黒い天使と名前のない恋人

旧市街に建つ白亜の美しい火葬場でオーナーの秘書兼専属料理人として働くルゥ。
近ごろ、オーナーに新しい恋人ができたらしい。しかものろけまくりのベタ惚れだ。
しかし直後から、オーナーの身に危険なことが次々と起こりだす。
救いの神は……やっぱりエロ司教なのか？

『魂を売る黒い天使』シリーズの番外短編です。
時系列に関係なく読めます。

【登場人物紹介】
フラン　火葬場のオーナー。『黒い天使』とあだ名される美貌の持ち主。天使の白き炎≪フランベルジェ≫という魔法の炎で火葬する。偏食で寒がり

ルゥ　フランの秘書兼専属料理人。フランの食べたいものを本人よりもよく分かっている

モノリ　火葬場の敏腕ベテラン火葬技師

デビッキ　エロ司教。別名『白い悪魔』。神のごとく人を愛し愛され、今も昔も彼女がたくさんいる