第4話

朝、目が覚めた。 

「体が重い。」


 「先輩ぃ」


百合子が抱きついて寝ている。熱いから辞めてと言ったんだけど、まぁ良いか気持ち良さそうに寝てるし。


 それにしても、目の前がすごい光景だね。


 粉ちゃんが酔って寝てるような格好をしている。

 酒、飲んで無いだろう。


 タカシは完全に、目隠しされて動けないようにロックされている。


 ホームとタカシのペットのポチは仲良くまんまるに寝ていた。


 今日が休みの日で良かった。


ーーーーーーーー

 

「おはよう、お姉ちゃん!!」


「おはよう、静美ちゃん!」


隣の部屋に住んでいるとてもキュートな小学5年生だ。


 「あ、お姉ちゃんだ!おはようござます!」


「おはよう、春巻くん」

 その弟の春巻君、元気な小学4年生だ。


 二人は姉弟仲良しでとても可愛い。挨拶する度に目の保養になる。

 いや、ほんとこの子達に悪影響を与えないか、陰キャ達のことが心配だった。今は居ないし、心配する必要ないよね!!


 「先輩、おはようございます!なっ!」


「おっ、おはよう百合子」


「何ですか、この子達は?先輩にまるで姉を見るような瞳!!先輩弟か妹居たんですか?」


「あ、まぁ気分的にはそんな感じ。」


「う、、羨ましいーー!!」

そして、百合子は少し怖い目で、二人を見ている。


「辞めなさい!」

 軽めのチョップを入れた。


「ごめんなさい。」


「あそうだ、二人とも!ちょっと待ってて。」


「うん?」「わかったよ?」


「ワン!」


「可愛いーー」「犬だーー!」

うん、可愛いリアクションだね。


「ペット飼ったのよ名前はホーム。可愛いでしょ。」


「うん!撫でていい?」

お姉ちゃんの方が興味強いね。


「もちろん!」


それから、私はホームと天使二人の戯れを写真で連写した。

途中で百合子が私も撮って下さいと言ったが、天使の空間を撮ることで忙しく無視した。

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