第2話

 「ワン!!」


あー、めっちゃ可愛い。とりま、写真撮りまくってクラスのみんなに送信。


 おー、みんなから色々と返事来た。


 あっ先生から来た。

 『家の事情があって大変なのは知ってるし、今日くらいサボっても怒る気は全く無い。なんなら安心したくらいだ。だがサボりを広めるのは辞めなさい。』


先生まで返信きた。


 まぁー、いいやもっと送ろう。


 そして、次々と送ったら、先生の娘と犬のイチャつく写真が送られて来た。羨ましいから仕返しをしたな先生。


 ホーム可愛いよ!もっと肉球触らせて。


はぁー、最高の家族の一日を終えたぁー!


ーーーーーーーー

 うーん、困ったな。


 ホームが可哀想すぎて、置いていけない。

 マジで困る。はぁ!今日バイトやん。


 

 「と言うことでお願い!」

 

 私はクラスメイトで犬を飼っている粉ちゃんにお願いした。


 「いいよ!バイト中面倒を見ればいいんだね。」


「ありがとう!じゃあ鍵よろしくね。」


ーーーーーーーー


 そして、バイト終わった帰り道。


 「あー、ホームにはやく会いたいよ。」


私は走って帰る。

 そして、その途中で泣いてるクラスの男子を見つけた。


 「どうした、タカシ!」


「振られた」


「察し」


ーーーーーー

 

 「あはは!タカシ、その振られ方は面白い。」


「やめろ!タカシを傷つけないで!癒す為に夢のJKの家に呼んだから」


「嫌だって、、、面白いじゃん。告白の時に、クシャミしたら振られたって。」


「、、、」


あータカシ、家に入る時は分かりやすいくらい喜んでたのに、今は心が折れてる顔してるよ。


「、、、ワン」 

 ホームがタカシをタッチした。


「犬さん。」

 流石うちのホーム、人間を慰めるのも簡単か、


 その後タカシは犬を飼うことにして、たまに連れて来て遊んでいる。彼女ができたら使うはずの金をペットの為に使うことにしたらしい。

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