第19話
可奈の家
「可奈は、また可奈家に帰ってこないの??」
「お前がなんか言ったんじゃないか?」
「言ってないわよ!!それよりもあなたもでしょ」
「俺は言う訳ないだろう」
実際可奈が家出した理由は
可奈はただでさえ日頃からストレスから溜まり、さらに聞きたくない、むしろ自分の父親がこんなやつなんだと絶望を広げる武勇伝で話と、毎日喧嘩して、母に論破された時は「死んでやる」とか言う奴が、「お前家出して何の意味があるんだよ??普通の暮らして幸せなんだから」と言い出したのだ。
本人は本気でなにも言ってないと思っている。
そう、悪い自覚が一切ないのだ。
「だから、お前が何か言ったんだろう!!」
「そんなことないわよ!!」
母は今回はストレス要因としては弱いが、完璧自分は何も関係ないと思っている。
実際昨日からあってすら居ない
だが、可奈にとって私のストレスや成長や日常より、こんなやつと結婚している方が大事だと可奈は考えている。
ーーーーーーーーー
あの日、雨の中拾われた日、可奈はいろんな人に相談をした。
「親が離婚して欲しい」とだがみんなは口を揃えていった。
「それは親の問題だと」
可奈はその度に、こうやって子どもは親の問題に巻き込まれているのに、子どもは関係ないと言う世界に絶望していた。
だから今日の母への思いと愚痴を聞いてくれて安心していた。
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