第6話

 

 と言うわけで次の日、


 大きな看板が立っており、兄妹祭って名前になってる。

 と言うか、みんな違和感なく、文化祭してるな。


 「これ、いつ用意したの?昨日の今日だよ。」


「近くの学校と、私の中学の人達にやって貰ったんだよ。」


「人が一致団結すると凄いんだな」


「そんなふうにするマシーンを作ったのが私です!!」

 妹はエッヘンと言うかに背中を伸ばして、笑顔にドヤ顔をする。


 これは


 「凄いな、やっぱり妹は天才だ」


「えへへ」


褒めてのアピールだ。


 「じゃあ、お兄ちゃん文化祭一緒に楽しもう」


「いいね!」


ちなみに俺と妹は全部無料だ。


 店を動かしているのが、知らない学校の人達だ。


 でも、中学生はいない。


 「ねぇ、元クラスメイト達はどこ?」


「何、お兄ちゃんあんな奴らが気になるの?」


「大切な、妹虐めたやつだからな。お兄ちゃんも話を聞いててずっとやらかしたかったんだぞ」


「お兄ちゃん、やっぱりお兄ちゃんは私に本当に優しい」


「だろう。それでどこに」


「今は次の作業をしてもらっているは」


「えっ、」


「次の、私とお兄ちゃんの愛を高める為に次の作業に入ってもらって居るの」


既に地獄だった。


 まぁでもそれをスッキリした顔で話す妹を見て、


 「妹が幸せならそれで良いか」


「うん、じゃ次はあっち行こう!!」


 それでいいと思った。

 

 

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