第5話

クラスメイト達の質問受けになった妹はすぐに洗脳して、周りを弾いてやって来た。


 「私たち、いつか結婚するんだ」


と発言して、みんなから「頑張れー」や、絶対に「幸せになれよ」と言ってくれる。まぁ洗脳されて居るだろうけど。


 「でも、妹よ俺たち結婚は出来ないぞ」


「出来るよ」


そして、洗脳ボタンを見せる。


 「確かに、でも子どもは出来ないぞ」


「もう、お兄ちゃんったらもうそこまで考えてるの」


「いや、やっぱり考えるだろう。」


「大丈夫、今どこかの研究者達が、遺伝子の危険なく、かつ安全に兄妹で産んでも大丈夫な研究をしてくれて居るから」


「一応聞くけど、それって」


「大丈夫、しっかり休憩はしてるし、休みも取ってる。ただ世界の金をその研究に注ぎ込んでるだけだから」


「・・・なるほどね」


 我が妹ながらとっても野心家である。


ーーーーーーーーーーー


 「と言うことでお兄ちゃん、明日は早速文化祭だよ!!」


「えっ、文化祭はとっくに」


「勿論!!」

テヘペロと言いながらボタンを見せる。


 「でね、明日のイベントなんだけど」


見ると、完璧に俺の妹のためだけの文化祭だった。


 「もはや学校かんけねぇ」


「良いんじゃん楽しいから」


「妹が幸せならいいか」


 

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