第11話


 「友、おはよう!!」


「ヒィっごめんなさい。・・・付けてしまってごめんなさい」


「良いのよ、良いのよそれは」


「ごめんなさい。許してください」


 友は完全に怯えて、話を聞ける様子じゃない。


 確かに病院で会わなくて良かった。これは流石に更に悪化させるだけだ。


 「だから、本当にいいのよ。怒ってないから」


「ひっい、すいません。あの、ごめんなさい!!」

 どうしよう、私の話何も聞いてくれない。


 友は走って私から逃げる。自業自得とは言え、本当に困った。


ーーーーーーーーー


 友は階段に隠れてボッチ飯をしている。


 「友、一緒に食べよう」


「!!!ごめんなさい、これはお母さんに作って貰ったご飯なので、これは奪わないでください」


 前に友のご飯を全部パクったり、目の前で落としたりした。それがトラウマになって全力で拒否されている。私の自業自得だけど


 「あのぉ、友、私のご飯食べる?」

 実は友に食べて貰おう手作りをしたのだ。


「えっ、えっ、あやさやさたながらやさ」


「はいあーん!!」


そして、友はまた倒れた。


 「ともぉー!!」

これは幼馴染のトラウマになり、料理をすることは無くなった。

だが、倒れた原因は味で無く、精神的にだったが、


(もう入院中の話はしません。)


ーーーーー

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