俺たちのマリトッツォ対決！

この状況はおかしい…。
なぜ男子高校生を男子高校生が奪い合っているのか…。
もはや言うまでもなかろう。
マリトッツォというスイーツも隠喩にしか思えない…。
なんか色々分厚く挟んでる、白い奴を。

男子高校生を女子高生が奪い合う、逆でもいい。
だが作者はそうしなかった。なぜ？
ーー趣味なんだろう(笑)

と、穿った見方はともかく愛が重いし胃にも重い！
作者も登場人物も拗らせ過ぎだ！
次からは季節のフルーツにしろ！
このくそ暑いのにクリームと妙なネーミングをてんこ盛りにするな！(笑)

作者さんの好きが描かれたユーモア短編！
ご笑覧あれ！

　マリトッツォ。
　それは、パンにアホみたいに（失礼）大量のクリームを挟んだもの。
　彗星の如く登場してコンビニのスイーツコーナーの片隅を一時占拠したのち、秋の蝉の如くいつの間にか消え去った流浪の洋菓子――

　新しいのか古いのかよく分からないマリトッツォを使って、二人の男が雌雄を決することになった！

　最先端・トレンドを重んじる新山くん　VS　伝統・クラシックを重んじる古山くん。
　実力伯仲の両者、その戦いを審査するのは――何も知らないクラスメート、今里くん。

　この決闘を読み終えたとき、あなたはきっとこう思うに違いない。

　もう君達の思いは十分過ぎるくらいに伝わったよ、と――