弱え部分 飛び込み晒す 白い泡。

「まだまだダーイジョー! 何故ならば言いてえこと山ほどまだまだギョーサンある! 三本四本じゃ終わらねぇ! こいつに散々発破ハッパかけられた俺だからな!? 今度はセーンコーウ! 攻める事こそ俺が望む誇る取るべき姿だ! つまり着いて来い! 今これこそが本来あるべき炎の姿だ!」


「言ったな? 途中で泣くんじゃねえぞ? オッさんの泣きヅラは目に毒だからな? だが付き合うぜ? それがド突キ合イの果てに生まれたツラなら本望さ。その毛髪がヅラじゃねえのは知ってる。伸びた髪がナリり構わねぇ何よりの証だ。盛りアゲてこうぜ? まだまだ沸くさ! だって俺達の若さはココロの熱さだ!」


「アガる! のは当たり前! 持ち前の熱さは目の前を越えるためにあるんだぜ!? お前も俺も! それげぇの奴らも! みんな持ってるだから無理じゃなく当然の照明! 証明! するんだ! 去る鳥の様に濁らせねえ為掴む為! 猿みてえに吠えながらウエを向きながら!」


「良いじゃねえか? だが忘れんなよ? 去るお前を見送る奴らが居るって事をなあ? わかってんだろ? どこにでもヒトは居る。そいつらはお前を知ってんだぜ? わかってるよ。迷いの大半はそういう奴らだって事をなあ? でも振り切る。そのキツさから目を逸らすんじゃねえぞ? 決して捨て去るなよな?」


「捨てねえさ! 燻ってた俺が燃えるのもそいつらがいたからだしなあ!? そいつらに恥じるマネなんかはしねえ! かなりドロくせえが! それは恥ずかしくはねえ知らねえ奴らに笑われたとしてもな!? だから進むんだ! だから踏み出すぜ俺は! 楽な道に戻る様に見えても尚突き進む! 過去の積み重ね! に今も重ね! て見せればわかってくれるハズだぜ!」


「わからねえ。そーゆー奴もいる。かも知れねえ。でもお前は捨てるんじゃねえぞ? 一度言った口約束を破るんだ。それぐらいは覚悟しろそれはわかるよなお前? それも踏まえ。た積み重ね。だって事ぐらいは理解してるから言ってるんだろう? 過去の精算。なんて気にすんじゃねえぞ? カニさん。みてえに切り捨てもせずにな?」


「蟹さん!? 俺はそんな可愛いもんじゃねえ! 泡を吹く! そんなトコロは見せるかもしれねえだが! 強さを履き違わねえ! 俺の弱え部分! 飛び込み晒す! 白い泡をな!? 素っ裸で飛び込むそのザマを着飾らねえ! 隠さねえ! 誤魔化さねえぜ弱え自分をな!? それでも! 精算はする! 誤魔化さない事が俺のやり方だ今の!」


「じゃあやれよ! 見せてみろ! の忠告なんか聞かねえ頑固なお前をな!? ぶっ倒れんじゃねえぞ!? そいつらに恥じる事しねえって言うんなら! 俺にも約束しろ! 俺の事も裏切るな! 痛い目は一緒に見てやる約束だ一緒に泣いてやっても良い! だから裏切るな? 返事は後で良いだってまだまだ終わる気はねえんだろ? お前はさ?」

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