信じてる オニヤンマみてえに 丸いツラでも。

「お待たせ! マジの本音の出番だ! 笑うキレる泣くそして最後には吠えるお前。どんな顔からも俺は逃げねえ。これからも続くぜ終わる事なく泣く泣く生きる。そして死ぬ。そんなのとは関係なく続く。だって俺はお前。嘘つくな迷いなんてからねえ俺達には。そうだろう? あーい?」


「そうだな? 踏み出す脚がにぶってるだけかもな? 踏み倒して蹴っ飛ばす勢いは揺るがねえけどな? それでも鈍ってる。でも経た歳じゃねえ。色々見たから考える。好き勝手。騒ぐ奴らとは根本的に違う。今は上手く折り合いをつけてるだけさ。大人には大人なりのやり方ってもんがあるんだぜ? マネしろとは言わねえけどな?」


「変わったなソトヅラだけは。昔は目も鼻も口も尖ってた。今はどうだ? だが俺は信じてる。オニヤンマみてえに丸いツラでも中身はホントは突き抜けてんだろう? 繰り返す。振り出しに戻っても繰り返す。だってお前は俺さ。戦うんだろ? ドブ水に頭まで浸かったとしてもよ? そうじゃなきゃそれはお前じゃねえ!」


「ツラが丸い? そんなツラになる気は微塵もねえぜ? ミジンコよりもでけえ獲物に喰らいつく。それぐれえの。顎と牙は元から持っている。虫で語るが直視しかねえハズだ。無視できねえハズだ。汚ねえ。水でも泳げる。足掻くの間違い? そんなモンどうでも良いんだぜ俺は。言いてえ奴勘違いしてえ奴には好きにさせる」


「どうでも良い事じゃねえよ! そういうトコロだオメェはよ!? 足掻くのがどうでも良いワケねえじゃねえかよカッコつけんじゃねえよ! 足掻くのは最低限だ! それだけで終わって良いハズはねえ! 足掻くのをスマートに語ろうとしてんじゃねえ! そういう奴に限って動きがスロウ! お前はどうだろう!? 違うだろうと言いたいが誰が見てもそう見えるだろう!?」


「お前こそ先走ってんじゃねえ! 足掻くのが最低限? そんなのわかってる! 俺たちだけじゃねえ世の中の皆んなわかってる上で言ってんだよ! これは前提だ! 世のせんていに立ち向かう! からこそ意味があるんだろう!? 俺達は! カッコつけてんのもその戦略さ! 俺達のストーリーはスロウリーなんかじゃねえ!」


「スロウリー! なんかじゃねえんなら『もうムリー!』なんてセリフ吐くんじゃねえぞ!? 終わりない! のが俺達の行く道の象徴! スピーディ! なんてもんハナから求めちゃねえぞ!? つまらない! ハナシは死んでからでどうぞ! タマシイ! 燃やして生きてさえいれば良い! もしかしてもう死んでるつもりか!? 冗談だ! そうは見えねえ!」


タマシイ! 燃やすのもただの前提だ! テレビん中ネットん中あらゆるメディアん中! に後ろ姿! 見つけらんなかったのが俺らの生き様! だから燃えてんだろうが! でもお前には燻って見えんだろう!? 自分でもそうだ! だから新たに始てえもっと燃えてえから! 越えてえ変えてえ! 超えてえ! 俺自身を! スタートは俺ん中に常にいつにだってある!」

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