隣の席の日渡さんが肩トントンほっぺツンしてくる件

月崎颯太は、高校2年生で、勉強もスポーツもあまりできない、目立たない存在の男子生徒。隣の席の日渡美咲にはひそかに憧れているが、彼女はクラスの人気者で、自分とは違う世界の人だと思っている。
日渡美咲は、高校2年生で、美人で成績も良くてスポーツ万能な女子生徒。クラスではみんなに慕われているが、本当は恋愛に興味がなくて、自分に合う人がいないと感じている。隣の席の月崎颯太には、何となく気になるものを感じているが、彼は自分に気がないと思っている。
ある日、月崎颯太は、放課後に教室で勉強していたら、日渡美咲が突然現れて、肩をトントンしてきた。驚いた月崎颯太は、彼女に何か用があるのかと尋ねたが、日渡美咲は「なんでもない」と言って、ほっぺにツンと指を当てて去っていった。