第14話 ラルカ復活!
ラ:「それで?? お姉ちゃん、武器は手に入ったの?」
リ:「え? ああ、手に入ったぞ! (※殺虫剤を出して見せる音)これだ。すごいだろ? 敵に向けてここを押すと煙みたいなのが出てくる。それはとても臭いから注意だ」
ラ:「そう。臭いのは気になるけど……武器が手に入ったならさっさと持ち帰って研究機関に渡したいところね。けど……困ったわ。お姉ちゃんのメロメロナルナ号も私のカキクエバ号も壊れてしまったし……今あるのは予備で持ってきたイチジシノギー号だけ……」
リ:「それならラルカが持って帰ればいい。リルアはまだチキューに残りたい」
ラ:「え、いいの? それは助かるわ。私、今日は見たい配信があるからさっさと帰りたいのよ」
リ:「うんうん。じゃあ、ラルカ、さっさと帰って。リルア早くクウガと二人きりになりたい」
ラ:「クウガ? まあ、お姉ちゃんもお姉ちゃんの事情があるってことね。了解。じゃあ、通信機だけ新しいもの渡しておくから、何かあったら連絡してね」
リ:「承知した!」
ラ:「じゃあ、私帰るから、そこのチキュー人、お姉ちゃんのことよろしくね。もしもお姉ちゃんからSOS通信でも来たら、宇宙から影も形も残らないくらいの光線浴びせてあげるから、覚悟してね♡」
ク:「なんだよ、それ、おっかないな……リルア、間違ってもSOSなんて出すなよ?」
リ:「え? その手があったか……それでクウガはリルアの意のまま……?」
ク:「ちょ、おい、不穏だな。なんとかしてお前も帰れよ」
リ:「えーやだ! クウガといたいもん」
ク:「だったら、変なことするなよ? 変なことしたら、もう、アメもマシュマロもやらないからな」
リ:「えぇぇぇぇ、やだやだやだ。アメもマシュマロもクウガのちゅーも欲しい!」
ク:「最後なんか余計なのが入ってたけど……まあ、そういうことだから平和にやろう」
ラ:「はい、じゃあ、話もまとまったところで、私帰るわ。急がなきゃアイドル戦隊イケメンジャーの配信始まっちゃう!! まったく。カキクエバ号の中なら配信見れたのに。イチジシノギー号は
※キュイ――ン
↑ラルカ小さくなる音
※ボンッ!!
↑イチジク型宇宙船を出した音
※ザッ
↑宇宙船に乗り込んだ音
※ウィンウィンウィンウィン
↑宇宙船が旅立つ時の起動音
※プシュ――
↑宇宙船が飛び立つ音
※キ――――ン
↑宇宙船が飛んでいく音
ク:「……イチジクが飛んでいく……あれが宇宙船だなんて、普通絶対分からないよな。さて、……せわしないひと
リ:「うん!」
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