日常の風景

楽しく拝見させていただきました。


燕の子旅立った日の糞のあと

この一句がとても良いと思いました。
燕の巣立ちのあと、巣が残りたしかに巣の下にふんが落ちている。
帰燕という季語もあり、燕の子という季語もある。
これはその間にあたる頃で、具体的な物を詠んでいる。
俳句は「遠き日」などの表現で過去を表現はできるけれど、現在の目の前のものを詠むことが多い。
「糞」が落ちているということは、巣に暮らしていた現在は巣を離れ群れに移った「燕の子」がそこで成長していった証拠としてあり、また、それを見ていた人がいたという光景が想像できる。燕は自分の排泄物を「糞」とは呼んだりしていない。つまり、人間も「燕…続きを読む

季語があったりなかったり
作者さまの自由で素敵な心のありようがすべての句に込められています

きれいです、どれをとっても

ピカピカと輝く宝物、それを見付けられた！

そんな気持ちになりました

皆さんもどうか、作者さまと共に宝物を見付けてください

五七五の世界に色鮮やかに情景が浮かびます。
切り取られた１コマを一句ずつ味わえるような作品です。

　作者が、移ろいゆく季節の一コマの中で、あるいは何気ない日常の中で・・・ふと感じたことを鋭く切り取ります。
　あなたの感性を揺れ動かす珠玉の俳句集・・・ぜひ読んでみてください。
　作者の感性が光ります。
　

某TVで芸能人が俳句やってますよね。
評価を得るため、ヒエラルキーの道具のために懸命にひねり出す作品は疲れます。
この作品はやさしい視点で身の回りのちいさな幸せに気づく作者さんの自然なかわいい17文字のつぶやき。ホッとして笑顔が出ます。