15.焼き焦がれる想い

 焼け残った柱や瓦礫、人の形をした真っ黒な焼け跡、しみるような焦げ臭い匂い……現場に到着したわたし達は五感の全てでその惨憺たる事件の残骸を感じていた。その感覚は否定のしようもなく、どうしようもないほどに全てが手遅れだと告げていた。

 そして、否定できない惨状の中に、魂の根底から否定したくなるような事実が立っていた。

 そこに立っていたのは赤髪の筋肉質な女性。彼女がこの惨劇を生み出した犯人であることが信じがたい事実としてそこにあった。

 だけど、信じがたいからこそ、否定したいからこそ、湧き上がる感情がある───ヴルカさんを操ったことが許せないという怒りと、絶対にヴルカさんをここで止めなくちゃならないという悔しさ。

 心を固めるようにそれらの感情を拳の中にギュッと握り込んだ。

「ベラにオリゾナにアズリアか。どうせアタシは死罪ってとこだろ?腹ぁ決まったならかかってこいよ」

 操られているだろうとしても、以前ヌエゴで見た自我を失っているような状態ではないらしく、ヴルカさんの受け答えははっきりとしていた。まるで全部が嘘なんじゃないかと思うほど、いつものような態度だった。

「ヴルカさん、たしかにわたし達は刑を執行しにきました。でもその前に話があります」

「敵に話が通じるとでも?」

「敵も人間なの。あなたも、私も」

「……そうかもな。じゃあアタシもアタシら側の話が通じると思って話し相手になってやるよ」

 応じてくれてよかった。情報を聞き出したいけど不意打ちされることもありえないわけじゃない。ヴルカさんがそんな真似するとは思わないけど、この状況じゃそう思いたいだけだ、警戒はしよう。

「じゃあまず、なんで街を焼いたんですか」

「魔力の収集だ。動かない人間から集めた方が楽だろ?それに派手なことをやればお前らみたいなカモが来てくれる。……うちのボスは最初はこういう虐殺みたいな真似はしたくなかったらしいがな、そうも言ってられねえんだとよ。そのへんは詳しく聞いてねえが」

 確定してしまった、このおぞましい光景をヴルカさんに誰かが指示して実行させたことが。

 許せない。なんで。どうして。自分の中に沸々と黒い何かが沸いているのを感じる。

「魔力を他人から奪える奴がるいうことやね。収集した魔力はなんに使うがけ?」

「聖樹に捧げて世界が崩壊するのを防ぐためだとよ」

 世界の崩壊……以前に聞いた噂話にそんなものがあった、取るに足らない都市伝説のようなもののはず。けれど、魔女から聞き出した『世の中のために魔法使いを聖樹に捧げる』という話と合致する。

 ………本当に?こんな荒唐無稽な絵空事みたいな話が?

「なぜ世界が崩壊するの。聖樹と一体何の繋がりがあるの?」

「そうなるもんだからしょうがねえだろ」

「はぐらかさんで理由を話せんがけ?。それとも話はもう終い?」

「そういうもんなんだよ、信じろ」

 めちゃくちゃだ。話が通じると思って対話に応じてきたのに肝心な行動の理由は話せないなんて。

 具体的な理由を知らされていない……?いや、もしそうならもはやそれは盲信だ。目的の理由も知らずに行動しているとすればやっぱり誰かしらに操られているに違いない。

 そうなると、世界の崩壊を防ぐためだなんて話もどこまで本当かわからない。

(アズリア、もう……)

 ベラさんに小声で告げられる。これ以上まともな情報は得られそうにない。

「もう聞きてえことは無えのか?」

「そやね」

 対話の切り上げ。それを意味するのは───

 魔女討伐士官ベラエスタ・アカラの声が上がる

「これより魔女ヴルカ・ボーネンの死刑を執行する」

「誰が呼び始めたか、アタシは大火のヴルカだ!魔女としてお前らを灰にしてやる」

 その声は開幕のベルのように鳴らされた。


「『水燕刃アック・ガルティ』」

 オリゾナから水でできたおびただしい量の刃が生み出され、飛び込んでくる。だが──

(これは本命じゃないな)

 もちろんこの弾幕に致死性が無いわけじゃない。無防備にくらえば確実に身を斬り刻む攻撃だ。だがアタシにこれを防げるほどの力があるのを知らないわけじゃないだろう。

「『炎穿弾フラマ・カグラ』」

 一斉に放たれた高熱の炎弾が的確に燕に命中し、それらの水でできた体が蒸気へと変換される。おそらくアタシがこう対処することも前提だろう。立ち込める蒸気で視界が曇る。

(目的は蒸気で目眩ましだろ。なら次は───)

「『剣撃グラヴァ』!」

 そう。最も攻撃性に優れたベラが奇襲を仕掛けるはず。凄まじいスピードの剣閃が蒸気ごと空間を斬り裂いた。しかしアタシはそこにはいない。

 ベラの剣は下手に迎撃しようと剣の間合いに留まるくらいなら回避するのが確実だ。目眩ましを逆に利用して、攻撃される前に炎を噴射し素早く後ろへと飛び退いた。

(さぁ次はどうくる?こっちから仕掛けるか?)

 数瞬の間に、攻撃を仕掛け相手の出方を伺う判断を下し、攻撃の姿勢を取ろうとした瞬間だった。横から迫りくる気配に気づいた。

(アズリア……!)

 気配の正体は単身こちらに飛び込んできたアズリア。オリゾナの目眩まし、ベラの奇襲、それらはアズリアの鎖でアタシを捕縛するための作戦か。

 だがそいつはだ。アズリアの実力じゃ迎撃が容易に間に合ってしまう。

「『フラマ・』……」

 拳に炎を纏わせ迎撃を図る。

(───いや、違う!)

 向かってくるアズリアから感じ取った明確な攻撃の意思、そしてアタシの炎の噴射に追いついているというアズリアの力では考えられないスピード。その違和感が全身に警告を発していた。

 実際アズリアの鎖が巻き付いた拳は的確にアタシの顎を狙っている。

 予想外の攻撃ではありつつも咄嗟に拳と顔の間に炎を纏わせた右腕を滑り込ませガードした。しかしさらに予想外だったのがその拳の威力だった。

「『鎖縛剛体セノ・リコルボ』!」

「ぐぁっ………!」

 ミシミシと鳴る音が確実に骨を折るに至るまでダメージを与えていることがわかる。

「くっ『炎穿弾フラマ・カグラ』!」

 これ以上追撃をくらうわけにはいかない。炎を放つことでアズリアに間合いを開けさせると同時に自身も飛び退く。

(くっそ、片腕がイカれた……!)

 ガードした腕がズキズキと痛む。アズリアにしてはありえないパワーだ、それにスピードも。

 アズリアの魔法の効果は鎖による"縛り"や"抑制"だ。間違っても身体能力を強化できる代物じゃない。どういう理屈でこれだけの力を……。

("縛り"……"抑制"………)

 頭に浮かんだ言葉を反芻していると、とある可能性に行き着いた。

 通常、人間の脳は自身の身体を傷つけないように本来出すことができるパワーをしているという。今の力がその本来出せる人間の限界だとしたら。

(人体に元々あるわけか……!)

 納得がいった。アズリアには警戒するほど攻撃性がないと思いこんでいた。その考えの隙を突いてダメージを与えるまでが一連の作戦だったわけだ。

 だがそれは諸刃の剣でもある。肉体の限度を超える力を出せば当然反動で身体も傷付く。さらにいえばアタシは炎を纏わせた腕でガードした。これは直接殴りつけてきた拳へのカウンターだ。力の反動に加えて高熱の炎に直に突っ込んだ拳には相当大きなダメージが入っているはずだ。

 こちらも右腕をもっていかれたがアズリアの方も次に同じ攻撃を繰り出せるほどの状態じゃない。

 ───そのはずだった。

 アズリアの表情は一切苦痛に歪むことなく拳も握ったままで戦う姿勢を崩さずにいた。

(ああ、そうかよ!痛覚までも──!)

 火傷を負った握り拳と闘志を保った顔が確信させる。アズリアは痛覚を"縛り"肉体の痛みを無視している。これなら確かに肉体が限界を迎えない限りはパワーを維持したまま戦える。

 今の攻防で認識が変わった。オリゾナやベラだけじゃない、アズリアも明確な強敵だと。

(ただの死に急ぎでもひよっ子じゃねえわけだ)

 余計なことを思い出した。アズリアが『死にたい』という意思を見せたときのこと、腸が煮えくり返ったこと。

 今からアタシが望み通り死なせてやるってのに。

 ────ズグッ

(なんだ……?)

 違和感。誰か何かが心臓を掴んでいるような感覚。まるで何かを咎めるように。

 しかし思考は書き換わらない。

(アタシはアタシがやるべきことをやるだけだ)

 こいつら倒すための算段を立てる。おそらくオリゾナが水による遠距離からの弾幕形成と他2人を炎から防御する役を兼ねているはずだ。

 ベラに近距離戦で勝てる見込みはない。アズリアのパワーも脅威になり得るがベラほどじゃない。むしろ本来恐れるべきは鎖による捕縛だ。つまりこの2人は剣と鎖の間合いに入らないように距離を詰めさせなければどうにかなる。

 ならまず狙うべきはオリゾナだ。援護も攻撃も可能なオリゾナから排除する。そうすれば残る2人は遠距離攻撃を徹底すればいい。

 だがどう排除するか。魔力切れを狙うわけにもいかない。オリゾナを倒せたとして残り2人を相手にしなきゃならない以上、消耗戦はできない。となれば───

「『炎柱建フラマ・クロノ』!」

 ベラとアズリアを狙って次々と地面から柱のように炎を噴き上がらせる。

「アズリア、避けられ!」

「はい!」

 2人は難なく炎柱を避けて見せた。だが、これでいい。

 炎柱は2人を分断する壁を作るためのもの、真の狙いは───

「しまった、分断や!」

 気づいたか!だがもう遅い!孤立させたオリゾナを一気に叩く!

「『フラマ・』……!」

「『水顎砕アック・ドラズール』!」

「───っ!」

 巨大な竜の顎のような水塊が現れアタシを噛み砕こうとする。

「『遊星発破フラマ・エクプロドン』!」

 自身を中心として周囲に爆発させるように炎を噴出することで水塊を文字通り霧散させる。

「この大火を鎮められるかよッ!」

 白む蒸気の中を突っ切りオリゾナに迫る。

「『炎穿拳フラマ・パンク』!」

 この距離なら防御も間に合うまい。いや、防御されても突き抜けてやる!

 灼熱の拳が眼前の命を吹き飛ばさんと襲いかかる。

 その刹那、斬り裂くように声が轟いた。

「『剣撃一閃』《グラヴァ・エ・ブリロ》!」

(ベラの攻撃!炎の壁を抜けてか!?)

 予想外の事に驚きつつも放たれた殺気から反射的に体を仰け反らせ回避を図る。

 実際すんでのところで回避はできた。だが──

(剣だけだと!?)

 殺気とともにぞっとするような速度で炎と蒸気の中を通り抜けていったのはベラの剣のみだった。

 炎の壁をどうやってくぐり抜けたのかと思ったが納得がいった。剣を投擲することにより炎の壁越しに攻撃を仕掛けたわけだ。

 ならこの攻撃を避けられたことは大きい。今の一撃で剣を投擲した以上、剣を手放したことになる。一度手放したのであれば2度連続して同じ攻撃は飛んでこない。それに剣を手放してまで攻撃を仕掛けたということは炎の壁を抜けられない証左であり、つまりこれ以上の追撃が来るとは考えられず、オリゾナの撃破に集中できる。

 改めて意識を正面のオリゾナへと向ける。

 オリゾナも今の一瞬の体勢の変化を見逃すわけはないようで、反撃の姿勢をとっていた。

「『水賢狼アック・ヴォルプ』!」

「『炎穿拳フラマ・パンク』!」

 飛びかかってくる水塊の狼。その牙を避けながら狼どもを粉砕し、かつその先のオリゾナへと振りかぶる。

(今度こそもらった!)

 その瞬間。

「『剣撃一閃』《グラヴァ・エ・ブリロ》!」

「なっ……!」

 2度はあり得ない、そう思い込んでいた。しかし現に先ほどと同じ詠唱がもう一度聞こえた。

 反射的に大きく飛び退く。そして視界の端で先ほどとは剣が飛んでくるのが見えた。

(逆方向から!?)

 2度ないはずの攻撃がもう一度行われたこと、ベラのいる方向とは逆の方向から剣が飛ばされていること、強烈な違和感はこれだけじゃなかった。

 剣の飛来する速度が先ほどと比べるもなく。同じ速度で飛んできていれば今のは避ける間もなくくらっていたはず。

 しかしその疑問はすぐに解決した。

(アズリアのいる方向……!)

 1度目の投擲は正真正銘ベラによるものだった。だがそこで投げられた剣をアズリアがキャッチし、2度目の投擲をしたんだ。ベラ本人が詠唱することでアタシを混乱させながらアズリアが投擲するための合図としたわけだ。

 しかし結局は当たらない攻撃、所詮は苦し紛れでしかない。オリゾナと距離をとらされてしまったものの状況は依然変わりな───

(……ッ!)

 ぞっとした。

 真横、全身を焼かれながら炎の壁を抜け、こちらへと突進するベラがいた。

(2度目の投擲は気をそらすためか──!)

「『剣花グラフ・ローロ一輪いちりん』!」

 咄嗟に身をよじったものの、瞬く間の手刀による剣閃はアタシの左腕を斬り飛ばした。

「ぐっ、あ……」

 攻撃をもろにくらったせいで動きが止まってしまった。

「『水神槌アック・ディメーレ』」

 そしてその隙を見逃さず、畳み掛けるように、巨大な水の拳による裁きの鉄槌が下る。

 暗転。




 未だ燃え続ける炎のメラメラとした音、3人分の乱れた吐息、それだけが聞こえることが戦いに区切りがついたのだと感じさせる。

「終わった……んですか………?」

「わからんわ………油断せんように」

「確認して……確実に終わらせるの」

 倒れ伏したヴルカさんに向かって、少しずつ、慎重に歩を進める。

 左腕を斬り飛ばされ右腕も折れ曲がった痛ましい姿のヴルカさんを見ると、戦いの中で自分の心が疲弊していたのを自覚していく。

 張り詰めた糸は切れた。無理やり固めた心なんかこんなものだったんだ。

 もう、これで終わり……?もう、こんな戦い………


 ぼうっ


 ぼっ、ぼぼぼ


 倒れたままの魔女の体に火が灯る。

 夜空を思わせる群青に。

 燃える。燃える。

 揺らめく炎とともに、ゆらりと魔女が立ち上がる。

「なんやって……」

「そんな……」

 立ち上がった炎は月を背に煌々と燃える。

「───『深淵大火アビムス・ファラマ心蒼真化しんそうしんか』」

 蒼い焔が轟轟と翼を広げる。

「知ってんだろ?炎は青い方が熱いってな───盛大に燃やしてやる」

 身が竦むような強烈な殺意。その中でいち早く動いたのはオリゾナさんだった。

「『水城防壁アック・カテラ』!」

 わたし達の前に飛び出し防御壁を作り出す。けれど

「足りねえよ」

 豪炎の火球が壁ごとオリゾナさんを吹き飛ばした。風の前に散る埃のようにオリゾナさんの体が無惨に宙に浮いた。

「オリゾナさん!」

「よそ見する暇なんかねえよ、『獄凰大火フェルネクス・ファラマ』」

 蒼い業火を纏ったヴルカさんが迫りくる。全てを焼き尽くさんばかりに。

 避けることも敵わない。炎が、わたしを

「アズリア!」

 ベラさんに突き飛ばされた。

 わたしを………庇って……?

「ベラさ──」

 わたしの声は爆風にかき消された。




 霞んだ意識のまま少しずつ現実を取り戻していく。焼けた全身がジリジリと痛む。体がうまく動かせない。

(オリゾナさんは……ベラさんは………?)

 地に伏したままでは周りの状況がよく確認できない。

 不意に、聞こえてきた音。

 ザリ、ザリ。

 引きずるように足を進める音。

 正面、精一杯顔を上げて音の主を確かめる。

(ヴルカ………さん)

 冷たい顔をしている。残り火が未だ灯るヴルカさんがわたしを見下ろしていた。

「アズリア、よく戦ったな」

 火球が生成されていく。

「終わらせよう」

(ああ、死ぬんだ)

 死ぬ……?もう死んでもいいの?わたしはここで、この死に方で───

 力を無くした顔がうつむき視線が地を這う。黒々とした地面が滲んでいく。

 わたしは、自分の目から涙が溢れていることに気づいた。

「『フラマ・』………」

 ヴルカさんの詠唱が途中で止まった。

 近づいてきてくれてよかった。

「…………『影縫アンブロ・クドゥリ』」

 ヴルカさんの足元、その影に鎖を突き刺した。

 魔力操作もままならない。どれほど効力があるかもわからない。でも、見えないけれど動きが止まったのがわかる。

 再び体に力を込めてわたしは今一度、顔を上げてヴルカさんの方を見た。

 いや、見てしまった。わたしは見てはいけなかった。

 嫌な記憶が脳裏をざわざわと駆け巡る。

 見上げたヴルカさんの顔は、いつかのわたしの顔だった。自分の意図に反して罪を犯した顔。

 自分は人殺しであるという事実が拒絶するそばから脳髄を蝕んでいる顔。

 わたしの鎖は今、ヴルカさんを魔女の手から解き放ち、現実という地獄に放り出してしまった。

 頭がぐるぐると渦巻く、どろどろと心臓が溶けていく。吐き気か、嫌悪か、混沌か、何か得体のしれないおぞましいものが体の中を這って充たす。

 わたしは何を、何のために、なんで────

 思考が迷走する中、カラカラとわたしの手元に剣が転がってきた。

「アズリアぁッ!」

 ボロボロになったベラさんの絞り出すような叫び声で投げられた剣の意味を理解する。

 わたしが、わたしが、わたしが、

 なけなしの気力で剣を握る。

 振り絞った体力で立ち上がる。

 そしてその剣先を構える。決して間違えないように。

「…………………」

 ずっしりとした重みのある剣は、驚くほどあっさりと魔女の体を突き刺した。

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