第18回 頭に「つ」のつく映画といえば?

 頭に「お」のつく映画といえば?では「おニャン子クラブ」のアイドル映画、「おニャン子・ザ・ムービー 危機イッパツ!」を取り上げましたが、アイドル映画というのは、それだけで華やかな印象があります。


 個人的には、薬師丸ひろ子主演の「セーラー服と機関銃」(1981年)とか、原田知世主演の「時をかける少女」(1983年)あたりが思い浮かびますが。

 実在のアイドル、チェッカーズは、実は人間に化けたタヌキだったんだ!というぶっとんだ設定の「CHECKERS in TAN TAN たぬき」(1985年)なんてのもありました。(「歌のトップテン」で映画収録現場から中継しましたっけ)


 さて、今回は海の向こうの「アイドル映画」の話。


 頭に「つ」のつく映画、今回は「ツインズ・エフェクト」を紹介します。


 2003年の香港映画。監督はダンテ・ラム、共同監督でドニー・イェン、出演はシャーリーン・チョイ、ジリアン・チョン、イーキン・チェン、エディソン・チャン、アンソニー・ウォン、ジョシー・ホー、ミッキー・ハートほか。


 世界征服を企むヴァンパイア一族。彼らを倒すために戦うヴァンパイア・スレイヤーがいました。


 ヴァンパイア・スレイヤーのリーヴは、古代吸血王の血を狙って謀反を起こした、ヴァンパイアのデコテス公爵との対決で、パートナーを殺されてしまいます。


 世界征服を目論むデコテス侯爵は、ヴァンパイア界の聖典『昼と夜の書』を我がものにしようと、そのために必要なヴァンパイア一族の王子6兄弟の生き血を集めているのです。


 既に5人分を入手し、残るはプリンス・カザフただひとり。


 その頃リーヴは、見習いスレイヤーのジプシーを新パートナーに迎えます。

 しかし、リーヴの妹・ヘレンは、同世代のジプシーのことが気に入らないようで、喧嘩ばかり。

 

 ヘレンは、プリンス・カザフがヴァンパイアと知らずに偶然に出会っており、優しくて美青年っぷりに恋に落ちていました。


 そして、兄のリーヴもデコテスに囚われ、ヴァンパイアとなってしまいました!


 ヘレンは、見習いスレイヤーのジプシーとコンビを組んで、ヴァンパイアとの死闘に飛び込んでいくのです!というアクションラブコメです。


 主演のシャーリーン・チョイとジリアン・チョイは、香港で活躍していた「Twins」というアイドルユニットです。

 (本物の双子ではありませんが)


 可愛いアイドルがワイヤーアクションで、キレの良い動きを見せています。


 この「ツインズ・エフェクト」には、なぜかジャッキー・チェンが「ジャッキー」という名前の救急隊員役で、ほんのちょこっとだけ特別出演しています。アクションシーンも一応あります。ちょこっとですが。


 今作のストーリー的な続編として「花都対戦 ツインズ・エフェクトⅡ」が製作され、女の子ふたりが戦うコンセプトは「ツインローズ」として幅を広げました。「ツインローズ」もいいんですよねー。

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