角砂糖の上の　お砂糖で描かれた綺麗なお花

小さくて5種５個づつ　小さな箱に並んでて

大事に大事に眺めるの　

ほんとうに　大好きだった

お誕生日とか　お友達を呼んだ日とか

ぽこんと　紅茶に浮かんだ

私の　おとっとき

いつのまにか　紅茶にはお砂糖を入れなくなって

あれは母さんが　買ったのか　もらったのか

聞けることは　二度となくて

紅茶の水面に　少女の私は　映らないけれど

夢見るように　心に　浮かべてみたくなる

今日はどれを選ぼうか？

お砂糖のお花　ぽこん

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい