まとめのまとめと、感謝のきもち

1章全体、そして朗読企画全体を振り返ってみて言えることは、「世の中なにが起こるかわかんない」ということですね。幸運なことに、良い意味で。一応エッセイなので最後にそのあたり語ってもよろしいですかな。


昨日行われた朗読打ち上げでも話題になったんですが、創作ってとことん孤独な活動だと思うんですよね。活動はじめた直後はもちろん、たとえその後たくさん創作友達を作ってわいわいしていたとしても、やっぱりその物語を先に進めてやれるのは自分(作者)だけなので。


しかも想像の世界のシェアってとても難しくて、頑張って文章や絵の技術を磨いても、自分でさえ100%表現するのは困難です。だから正直、他の方に自分の作品世界を(しかも声で)表現していただくのはめちゃくちゃ大変なことなのでは…!?とドキドキしました。オーディションの時点で「あ、えっと、もう好きにやってください////」ってなりましたけどww(チョロ


他人に自分の世界を表現することは無理、とぶっちゃけ思っていたところがあったんですが、この朗読LIVEを企画・実現していただいて「そんな考え、もったいないぞばか!」って変わりました。他人から見てこの物語はどう捉えられているのかがハッキリと分かるのは書き手として嬉しいことですし、逆に演じてくださっているキャラを(産みの親である私が)まるでよそのキャラのように観察し直すこともできる。これって相当に稀有なチャンスだと思うし、さらにその熱演を毎回最前列の特等席で観ているかのような感覚もあって……まさに最高の体験となりました。


私事ですがこの2023年上半期は創作風邪やら仕事トラブルやらでしんどい時期もあったので、この朗読が本当に癒しや活力になってくれました。私はもちろん朗読はできませんが、毎回楽しく予告やまとめ絵やこのエッセイで企画参加させていただけて、いつも文化祭みたいですっごく楽しかったです!


オリジナル小説に♡やコメントがつくだけでも、この業界では奇跡。なのに有志の方々に1章丸々朗読していただけるなんて、これ以上望むことがあるでしょうか。いやない。ほんとのほんとに、私はとても幸運な創作者だと思っています。人生の運を全部この半年で使い切っちゃったかもしれないって思うくらい笑


まずは見事に1章演じ切ってくださった無頼チャイさん(セイル役ほか)、みやこさん(フィールーン役ほか)、砂漠の使徒さん(リクスン役ほか)に、心からの感謝を。私が石油王だったらそのへんのお花屋さん丸々買い上げてご自宅に超ビッグ花束をお送りしたい。私生活もお忙しい中コンスタントに練習してくださってありがとうございます。練習にお邪魔した時、とても真剣に意見を交わして下さっているのを聴いて震えました。キャラクターを深く愛してくださり、常に最善の表現を探し続けてくださったこと、どなたもことも本当に尊敬しております。


そして初回配信からずっとリアルタイムで聴きにきてくださったリスナーさま、また都合がつかなくても後日アーカイブで追ってくださったリスナーさま。ラスト配信でも言ったようにこんなに常にお集まりいただけるとは思ってなくて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。LIVE中の企画参加はもちろん、ハッシュタグやマシュマロを活用して感想をお伝えくださったりして嬉しかったー!!見ている方が多いほど演者さんの演技も研ぎ澄まされていくんだなって感じたので、聴いてくださったおひとりおひとりにこれまた大量のお花を送りつけたい気持ちでいっぱいです。遅い時間での配信におつきあいくださり、誠にありがとうございましたー!!(T ^ T)


続きも演じたい!と仰ってくださってる演者さんたちの手前、あんまりしんみりと終わりたくないのでこのへんで!比喩も誇張もなく、全朗読一分一秒だいすきです!皆さんに演じていただいてよかった。


また機会があれば、ぜひお声を聴かせてくださいませ♡ではでは!



2023.9.4 文遠ぶん


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うちの子が喋っているのですが。〜小説を生朗読していただいた記録〜 文遠ぶん @fumitobun

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