第5話 【適応障害】と【うつ】
【適応障害】と【うつ】。
どちらもよく耳にする言葉だとは思うのですが、違いを分かっている方は、実は少ないのでは?なんて思います。
かくいうわたしも、実際に自分がなってみて、説明を受けたりネットで調べたりしてからようやく理解したクチですから。
仕方ない、世の中そんなもんだと思いますしね。
わたしは医師でもなんでもないので、本当にザックリしか説明できないのですけれども、一応ここに載せておこうと思います。
『適応障害』というものは、明確な理由があって、その理由に適応できないがための、心身の不調。
だから、その明確な理由から遠ざかる事ができる、若しくはその明確な理由を排除することができれば、1か月~半年程度で心身の不調は回復する。
『うつ』とは明確な理由が無い(分からない)心身の不調。
医学用語では、『うつ』は『抑うつ』状態というらしいです。
以下は、心療内科の先生から伺ったお話。
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『うつ』っていうのは、何もどこかが壊れてしまった訳ではないんだよ。
『電池切れ』を想像してもらったら分かりやすいと思う。
どこも壊れていなくても、動力が無ければ動かないでしょう?
だから、『うつ』になると、疲れやすいんだよ。
『電池切れ』なのに、無理に動くから。
こういう時は、静かにチャージするのが一番だからね。
気分が晴れないからって、パーッと遊びに行こうとする人がいるけど、あれは逆効果なんだよ。かえって疲れてしまう。
でもだからって、昼寝はあまりお勧めできないな。
夜中に目が覚めて、寝られなくなっちゃうから。
昼寝もだめ、遊びに行くのもダメなら、何すればいいんだ?って思うかもしれないけど、私のお勧めは
テ〇東の旅番組でも流しながらボーッとするとか。
一度読んだことのある本をパラパラ見返すとか。
かな。
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『うつ』とはエネルギー切れ。
これはものすごく腹落ちしました。
なんせ本当にすぐ疲れてしまうし、気力も無くなってしまうから。
心身共にの、エネルギー切れだから、どちらかでどちらかを補うということが、できない状態。
……おそらくですが、どちらかでどちらかを補ってきた挙句の果てに、どちらもカラになってしまった状態が『うつ』なんだろうな、なんて思います。
体は絶対にSOSを出していたはずなのに、気づかなかったか目を逸らしてしまったか。
決してヒトゴトではない、誰もがなりうるもの。
それが、【うつ】であり、【適応障害】。
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