第5話〜最終話〜

煌びやかな宮殿より遥か遠い場所にある

深い深い森の中


一際大きい木の下に

ボロボロになった数枚の羊皮紙の束があった


書いた筆者の名前が無く

インクの切れた錆びた羽ペンが転がっている


定められた運命の様に

愛する者との幸せな日々が続く世界の話


しかし、そのお話の最後はインクが滲んだ様に

塗り潰され読めない


筆者は名を残さずに題名だけを残した、、、








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忘れられた物語 四季 @a2m

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