ニュウ

～あらすじ～
西暦2077年。
「ニュウ」という不思議な何かが世界に存在している。
主人公の晶　列星薄明（あきら　れっせいうすあかり）は、水撃術教室に通う新小学校六年生。
将来の夢は、怒ったニュウを水撃術で鎮める「鎮メ師」でも無いし。プロの水撃術競技選手の「水撃術家」でも無い。
将来の夢なんて、そもそも考えてない「特に無し」。
でも、水撃術一級昇級審査には合格したい。
去年の秋の水撃術連盟夕里支部練成会で、プロの水撃術家・嵐町先生に指導してもらった。それから、ものすごく水撃術が楽しい。
おかげで、準一級審査にも無事合格した。
また、嵐町先生に習いたい。
嵐町先生に習うには、アマ初段ではなく、プロ初段を目指さなくちゃいけない。
ほんの少し、夢が広がって来た。
でも、教室の女子仲間からは無視され…続きを読む