第36話

「冴木社長さん、そうなんですよ、この儲け話がですねえ………。アハッ♡」


高山博子は、今日も何処かの若い社長を騙して大金を詐欺しようとフェラーリと色仕掛けを駆使している。


どこかの冴木社長

「高山さん、話が違うじゃ無いですか!おカネ返してくださいよ!」


高山博子総長

「はあ?冴木社長さん、これはビジネスですよ、投資の含み損(2億)は払って貰わないと。それに私はそんな安い女じゃ有りませんことよ。フフフ。」


この段階で、冴木社長は騙された事に気が付いた。


どこかの冴木社長

「黒川社長さん、他の者から聞いて来たんです。高山商会からカネを取り戻して貰えないでしょうか?」


黒川社長

「分かりました。そろそろお灸を据えないとイケナイと思ってましたから。」


「ふんっ!一体私が何をしたって言うのよ!

騙される男のほうが悪いのよ。」

博子は反省する様子も無かった。


「反省しないと、こうだよ!」

黒川社長が重機を使ってフェラーリを持ち上げる!自慢のフェラーリもグシャグシャだ。


黒川社長は、鈴木会長と金本社長に指示して、フェラーリの窓もドアも開かず、エアコンが暖房の強しか出ないように設定を固定させている。


「ああ……暑いわ、とうなってるんだ!もう服を脱ぐしか無いわ!」


「どうなの!冴木社長のカネは返すの!」


「ああ、助けてくれるなら返すよ!あんなハシタ金!暑いわ!」


「じゃあ、部下に電話して振込みさせなさい!」


後日、テレビニュースで高山博子のフェラーリが電柱に宙吊りになり、服を着ていない高山博子が手を振って助けを求めていた。


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