第23話 わーい!!

うちは自己採点では大丈夫!

ほっと一安心。お守りを握りしめてありがとうございましたって呟く。

『自己採点では大丈夫やから、アパート決めていこう!

休みの予定教えて?』

たくやに報告。


『おめでと〜!やったな!!』

って次の予定をたくやと決める。

3月上旬に卒業式があって、3月下旬に合否発表があって、引っ越しして4月1日から仕事に行く。

2月中は平日学校があるのと土日はたくやが仕事やから卒業式後のたくやの休みに大急ぎで決めないといけない。


『うち、自己採点ではいけたよ!

洋介の結果わかったら教えて』

洋介にも報告と確認。


『俺もいけた!割とギリやったけど、何とか!!

お祝いしに行こ〜!暇な日教えて』



洋介と2人でご飯食べに行く。

「かんぱ〜い!!お互いおめでと〜!

春からがんばろ〜!!」


「洋介、受かって良かったね!

ってゆーのと、

バレンタインと誕生日プレゼント!

全部まとめて1個やけど。

ホワイトデーはこっちいてないかもやからいらんからね!

春から使って?」

G-SHOCKの時計をプレゼント。


「あー、これ!かおりと色違いのやつやん!

俺がかおりつけてるの見て欲しいって言いまくってたから買ってくれたん?

マジでうれしいんやけど!ありがと〜」


さっそく着けてる。

「おー!いいやん!やっぱゴツい感じがいいわ。おそろい!」うちの腕の横に並べてくる。


「喜んでもらえて良かったよ」


「えー、俺も何かプレゼントしたいな…

何か欲しいものない?

時計みたいに役立つやつがいいな。

何いる?」


「急に言われても何も出てこんって。

また考えとくね?」


「早く考えて?もうあんまり会える日ないよ?思いついた?」


「早すぎるって!!」




結構飲んだ。ちょっといい気分。

「そろそろ帰らんと電車なくなるよ?」


「やだ。このままどっか泊まろ?

だってあと何回かしか会えん…」




「洋介…好き。

もっとして?」

さっきエッチ終わって果てたとこなのに、催促しちゃう。

もうすぐ洋介とはお別れなんやって思うと寂しくて、身体に刻んでおきたかった。

洋介の事は忘れたくない。




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