第21話 久々

「じゃーん!!」

洋介がこないだ受けた模試を見せてくる。

「え、スゴイ!

禁欲生活の成果めっちゃ出てるやん!」

前回5割から8割に大幅アップ!

「ほんまスゴイ!これやったら国試いけるやん!」


「解剖と生理学が弱かったけど教えてくれたやん?

そのおかげ!あざっす!!」

うちの左手をとって間にはさんで拝む。


「うちは運動器のとこ洋介に教えてもらったしおあいこ。こっちこそありがと」


「とりあえず、今日はこの後俺ん家な?」


洋介が勝手にしないって決めてたから、するのちょっと久々。



洋介の家に場所かえて

洋介が抱きついてきて胸に顔をうずめる。

頭よしよしする。

「あー、久々。めちゃ幸せ〜。

てゆーか、彼女とかおりでバランス取れてたのに、かおり香川に行っちゃったらこんなんできんの困る。

俺のバランスおかしくなる」


「うちも寂しい。何だかんだでお世話になって、洋介に助けてもらってるとこあるし」


「かおりには好きな人といて欲しいって思うけど、俺からも離れて欲しくなくてめちゃ複雑。

俺、かおりめちゃ好き」


やばー、うち洋介もすごい好き。キュンってなる。

ぎゅーって抱きしめてから両手でほっぺ持ってキス。


「洋介、久々やからいっぱい気持ちよくしてくれる?」


「いっぱいしてあげる!!」




「…洋介、電気消して」


「ヤダ。今日は隅々まで見たい」


「明るいの…恥ずかしい」

手で顔を隠そうとしたら掴んで頭の上で押さえつけられる。

がんがん突き上げられて感じる。

感じてるとこを明るいとこで見られてると思うとよけいに感じる。


「めちゃエロい。恥ずかしいって言いながらもっと締めつけてくるやん」


「だって…気持ち良すぎる。

声…出ちゃう」

我慢するけど、時々声が漏れ出てしまう。


明るいと洋介の顔がよく見える。

はー、ほんまにイケメンやな。

イケメンが、エロい顔してるのめちゃくちゃ興奮してしまう。





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