皆殺しだ。

「リジー、アナ。アリスとアナを任せたよ。1週間ぐらい家を空けるけど、家から離れてはダメだよ。約束だよ。」


「「なんでー?」」


「なんでもだ。この約束が守れなかったら。俺達は二度と家に帰ってこないよ。」


「「それは嫌だ〜」」


二人は泣きそうになる。


「だから、約束を守るんだよ。」


子供達を可愛がった後、出発の準備をする。収納袋に必要なものは


「とりあえず、黒の牙の拠点のある街まで全速力で行くか。

一日で着くだろ。」


クラン黒の牙は無明ダンジョンがある、街に拠点があり、まあまあ遠いが。

一日中空を飛べば、最速一日でつく。直線距離で行けるし、信号ないし。


一日もかからず、黒の牙の拠点がある街に着いた。早速黒の牙の紋章をるけたやつを、拉致して黒男の牙の連中の話を聞き出して殺した。

それから、光魔法を使える団員達を暗殺していき、雨の日を待った。

街に来て4日目、深夜作戦を決行する。


空を飛んで、黒の牙のでかい屋敷の上空から俺は数十個の触手の植物を取り出し。一つずつ成長を促す魔力を込めて、地面に落とす。

その同時ぐらいに、スノウが氷魔法で屋敷をぶっ壊す。さらに氷の雨を降らす。

アリシアとドランはスノウに支援魔法をかけてもらっている。

ジャンヌは建物を貫通させながら、強そうな気配な奴らを狙撃する。

俺も、植物を投げ終えたので、狙撃に移行する。


下は、触手がすぐに成長して地獄絵図になってたが、さすが黒の牙。

実力者と思われる奴らは、移動結晶で即座に逃げ出していた。

そういう奴らを狙撃する。人体は上の攻撃にうまく対応できるようにできていない。だから、割と簡単に狙撃で殺せる。

中には抵抗する奴もいたが、抵抗すればするほど触手の魔物は強くなるので逆効果だ。

屋敷の中で一番強いと思われる気配のやつは上空の俺たちに斬撃を飛ばしてきたが、アリシアの斬撃で相殺する。真上への攻撃なんて実力は出し切れないもんだ。

そいつも諦めて、移動結晶を使って逃げた。ジャンヌの狙撃をガードしていた。

すごいやつだ。

まあ、そいつ以外は死んだんだが。少し時間を経たせた後、植物達をドランが殺し、火を放って燃やした後、下に降りた。

宝物庫と思われる場所にアリシアが扉を切って、中に入る。


「まじか、収納袋大じゃねえか。」


宝物庫というより、収納袋大の山だった。これらを収納袋中に収納して、周辺を散策して、強い気配のするやつを探す。しかし、見つけられなかった。どうやら逃げられたようだ。なので、死体から目ぼしい装備を奪っといた。


「とりあえず、帰るか。」


超特急で家に帰った。


「ただいま〜」


リジーとアナスタシアが抱きついてきた。


「お前ら、まだ一週間すぎてないぞ。」


初めて長期間のお留守番で寂しかったらしい。泣きじゃくっている。


「とりあえず、風呂に入るぞ。疲れたしな。」


家族みんなでお風呂に入った。アンとアリスは小さい風呂だが。リジーとアナスタシアは泣き疲れて、お風呂で寝てしまった。

体を拭いて、布団に子供達を運んで寝かしつけた。


「俺たちも寝るか。今回は結構疲れた。」


「そうね。今日はとりあえず寝ましょう。」


5人ですやすや寝た。

翌朝

みんなで朝食を作って食べた後、収納袋大の中身を一つずつ確認していく。

娘達がずっとくっついてきたので、母親に協力してもらった。


中身は、文字通りお宝だ。白金貨の山に魔道具の山、それぞれの属性の装備の山だ。

中には無明ダンジョンの調査書があった。読み物としては面白かった。


「まさか、オリハルコンの武器がこんなにあるとは。」


オリハルコンの武器は収納袋中ぐらいあったが、俺たち専用に作られてないので装備しても、今の装備より良い結果になることはない。


「どこかの鍛冶屋に頼むか、いや、無理だな。」


「そうね。そんな腕のいい鍛冶屋に仕事をうけてもらうには推薦状が必要だっていうもの。」


「そうだよな。正直、今回のことであらゆる場所から恨みを買ったし、街にはいきたくないんだよな。」


「じゃあ、奴隷を買えば良いじゃない。」


「そんな奴隷いないだろ。」


「育てれば良いじゃない。そしたら、装備の整備のためにいちいち街に行く必要もないし。」


「そうか。そうだな。よし、奴隷を買いに行こう。」



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