切れます

今のステータス


名前 ジン


職業 農金


レベル 51


スキル 魔力操作6 魔力感知6 魔力回復6 火魔法5 風魔法6 水魔法5 

土魔法 5 回復魔法5 補助魔法5

身体強化6 物質強化5 

体力回復5 弓術6 剣術5

状態異常7

気配察知6 気配隠蔽6

並列思考5


固有スキル 農業6


俺たちはいつも通り、月に一度街に向かって、冒険者ギルドに見知った紋章をかけた奴ら、大体20人ぐらいいるが全員俺より少し弱いぐらいの強さだ。

その中で頭ひとつ抜けた強さを持つ男が話しかけてきた。


「あんたがジンだろ。」


黒髪の攻撃的な目をしたやつだ。強者の雰囲気が漂っている。

今日は、子供達を連れてこなくて良かった。アンとアリスが生まれてから、リジーとアナスタシアにお留守番の練習をさせておいて本当に良かった。


「そうだが。あんたらは黒の牙だろ。」


「ああ。これ以上は話す必要はねえだろ。」


「ところであんたは幹部なのか?」


「そうだ。」


その返答を聞いた瞬間、スノウとアリシアが先行魔法ブッパをして、森へ逃走を始める。

それを読まれてたのだろう。出口には50人ぐらいの黒の牙が囲んでいた。

即座に移動結晶で逃げる。


「黒の牙にバレたか。」


「やばいわね。子供達が人質に取られたらどうしようもないわよ。」


「そうだな。でもあいつらに俺たちの住む場所がバレてないからな。反撃に出るか。」


「反撃?」


「俺たちを大人しく逃したのは、何かしらの魔道具を使って、俺たちのアジトを特定するためだろ。あいつらは俺たちに子供がいることを調べているはずだしな。」


「もっとやばいわね。」


「だから、反撃するんだよ。予想外の一手を使うぞ。」


「予想外ってことは、死の森の植物を使うの?」


「しょうがないだろ。子供達が危ない。なるべく死人が出ないようにはするさ。」


「わかったわよ。」


俺は収納から数個の触手がうねついた植物を取り出し。俺の魔力を込めて成長を促す。農業のスキルレベルが高くなると魔力を込めることで成長速度を早くも遅くもできる。

成長速度を最速にして、いまだに冒険者ギルドの前にたむろっている黒の牙達に矢を放ち植物をあいつらの近くに放つ。

スノウは奴らに氷魔法をブッパして、俺とジャンヌは建物ごと敵を狙撃する。

アリシアとドランは支援魔法で俺たちの力を底上げする。


触手の植物はスノウの氷魔法と、その氷魔法を守ろうと出した土魔法の壁を吸収して、大きくなる。

あの植物は魔力を吸収して、大きくなり、より大きな魔力を求め触手で獲物を攻撃する植物型の魔物だ。

こいつの凶悪な点は、この植物自身がアンデッドなせいで光魔法以外に有効だが存在しない。単純な身体能力で触手を切ってもすぐに生えてくる。

こいつと敵対した時の正しい手段は逃げるだ。

農業のスキルがあったから、成長を遅くして捕獲できたが。

今は、逆に成長を促してるからすぐに成長する。


「やっぱりそうなるか。」


黒の牙の連中達は、火魔法で対処するが意味はない。この植物の対処法を知らないから、その魔法を吸収して、どんどん植物はでかくなり、被害が増えていく。

魔力を吸われた人間はただ衰弱死していく。


ジャンヌと俺は最初から、移動結晶を持ってそうなあの男を狙撃しといた。

それからも強そうな奴らを狙撃し尽くして、黒の牙の連中が全員死んだのを確認したところで、ドランに光魔法で殲滅してもらった。


「結構被害出たな。でも死んだのは、冒険者だけだな。良かった良かった。」


触手は魔力の多いものを求めるため、必然冒険者が先に狙われる。


「全員の装備奪って一回帰るか。魔道具を確認してからだが。」


幹部と名乗る男の収納袋小から、眼球形の魔道具を見つけた。


「見慣れないが、これのおかげか。これ以外の魔道具は知ってるしな。」


冒険者ギルドに白金貨100枚ぐらい弁償しといた。

これで、文句言われないだろ。


「それにしても、黒の牙に俺たちの居場所が分かったんだし、もう戦争しか無くなるな。」


「さすがにね。娘達が心配だしね。」


「よし、十一大クランの黒の牙を潰すか。」


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る