このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(72文字)
色々と空豆さんの作品を読んでいて、甘々でありながら、時には不穏な空気もあるなど飽きない展開が多かった。が、これに関しては本当に路線を急に切り替えたかのような作品ではあるが、作者の優しさや相手に寄り添うという人柄の良さが垣間見える作品。小説を読んでいると、案外そういう場面をいくつか見受ける事はあるけれど、空豆さんの作品の多くは誰にでも平等に接するというコンセプトかなと深堀してしまうくらいハッキリしている。後、空豆さんって案外観察力鋭い人なのではとキャラを通じて実感するような作品なので読んでみてはどうだろうか?
そういう物語として期待して入ると違うな、と思われそうですが、純愛タグとも違いそうで悩ましいところ。面白いです。題材を活かして、優しい主人公と入れ替わる複数ヒロインを自然な設定として描いてて秀逸だなと思いました。短編とのことですが、どう締まるのか楽しみでいます。
もっと見る