第27話 我が家の買い出し事情

 日曜日に1週間分の食材を買い込むのが、我が家の恒例行事です。平日の日中、私だけがちょこちょこ買いに行くよりも楽しく感じますし、重い荷物を持ってもらえるので、良いことづくしです。そして何より、私は平日1人でお買い物に行くのは面倒と思ってしまう、ズボラ主婦でございます…。


週1回の買い出しで乗り切るには、色々と考えないと週の後半の食卓が乏しくなってしまいます(買い出し直後のお料理は、食材を豪華に使ってしまうのなーぜなぜ…)。なので、出来るだけ買い込むのですが、カゴがすごいことになります。というのも、私自身がお野菜とタンパク質中心の食事はマストな性格なので、どうしてもカゴがかさばるチョイスしかできないのです。


カゴの下には大きいパックのタンパク質を6、7個ほど。それだけで半分近くカゴは埋まります。その上にお野菜をモリモリ乗せて行くので、見栄えは「畑の帰りですか?」という感じになります。ネギや水菜を縦に詰めると、カートの動きに合わせてみょんみょん動くことがあるので、だんだん可愛くなってしまいます。そんな変な余談はさておき、あとは卵、キムチ、納豆、夫が好きな牛乳2本。その都度足りない調味料やお菓子、お酒などを買うくらいです。


「今回もすごい量だな。今週は後半も余裕で作れるかな」と思いながらエコバッグに詰めて持ち帰っています。が、しかし、何故か週の後半になると「やばい。足りるかな?土曜の夜までもつかな?」とドキドキしてしまうのが恒例になってきました。そんな状況を回避するために毎週たくさん買うのですが、いつも似たような状況になるので、これはもう宇宙の法則と思うしかありません。


 夫との買い出しで楽しみなことは、それぞれ食べたいおやつを探し、自宅に戻ってティータイムをすることです。私は目移りが激しく、あれもこれもと食べたくなってしまうタイプです。夫は「どっちも買っておけば良いじゃん。今日食べなくてもまたあとで食べられるよ」と言ってくれるのですが、万年ダイエッターな私には危険な甘い言葉です。夫の魅力的な悪魔の囁きに釣られないよう、頑張っておやつを1つだけに絞ります。そんな時間も楽しいのですが、その時の気分で食べたい物を食べながらおしゃべりをして、それぞれのおやつを味見したりすることが特にお気に入りの時間です。


その後はお家でゲームするのもよし、お昼寝するのもよし、ふらっとどこかへお出かけするのも何でもありな休日を過ごしています。


楽しい休日はすぐに過ぎ去ってしまい、気がつくともう月曜日になっています。今週末は何をしようかなと、ワクワクしながら平日を過ごすことも良いスパイスです。


 今日は週の半ば水曜日です。まだお野菜はそこそこ残っています。今は「余裕で土曜日の夜までいけるぞ」と思っているのですが、きっとまた「あれ?足りる???」となりそうな気がしています。買い出しマスターになるべく、日々精進ですね。

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